知っていると困らない!坐骨神経痛の時に貼る湿布の選び方と貼り方4つのポイント

患ってしまうととても苦痛な坐骨神経痛

少しでもこの痛みを何とかしたい、そんなとき思い浮かぶ行為の一つに湿布を貼るという事が出てくるのではないでしょうか?

 

薬局でも数多くの種類が並び身近な湿布。薬箱にもサロンパスなどの湿布が入っているご家庭も多いんじゃないでしょうか。

でも、腰が痛いから・足が痛いから湿布を貼ってみた…などと何となく湿布を使っている場合も多いと思います。

 

そこで今回はどんな種類の湿布があって、どんな風に使えば効果的なのか、坐骨神経痛の時に湿布を貼る事は本当に効果があるのかをまとめてみます。

 

坐骨神経痛の痛みについて

 

まず坐骨神経痛について簡単に説明すると、坐骨神経痛は大きく分けて3つに分けられます。

  • 筋肉の圧迫による痛み(梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐうん)など)
  • 椎間板ヘルニアによる痛み
  • 脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)による痛み

 

この3つの症状について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
坐骨神経痛の事1から10まで教えます!主な症状と3つの原因【まとめ】

坐骨神経痛筋肉の血行が悪く、収縮がうまくできなかったり神経の圧迫によって痛みが生じることが多いのです。

また冷えも坐骨神経痛を悪化させます。ですので血行を良くすると楽になることも多いです。
寒さと腰痛の意外な関係性を知ってる?4つの原因と対処法【まとめ】

 

坐骨神経痛に湿布は効果があるの?

湿布

 

結論から言うと、

坐骨神経痛には湿布は効果はあります!

坐骨神経痛は筋肉の血行不良等によって痛みを増す。

そのため一時的に湿布を使って血行を良くすることで効果が期待できます

 

ただし注意点はありますので、この記事で湿布の上手な使い方をいかにまとめました。

 

 

湿布を使う事で得られる4つの効能

湿布の役割は『消炎鎮痛(炎症を抑え、痛みを鎮める)』事です。

  1. 赤くなる『発赤(ほっせき)』
  2. 熱を持つ『熱感(ねっかん)』
  3. はれる『腫脹(しゅちょう)』
  4. 痛みが出る『疼痛(とうつう)』

以上の4つの症状を抑える効果があります。

※湿布を貼ることは、あくまでも症状を一時的に緩和するだけだという認識で使いましょう。
また湿布を用いても症状がよくならないときは専門の方に診ていただきましょう。

 

 

みんなが意外と知らない湿布の種類

湿布には大きく分けて以下のように分類できます。

温度・冷たさから分類する

  1. 温湿布
  2. 冷湿布

形状・素材として分類すると

  1. パップ剤
  2. クラスター剤

 

このように分けられます。それぞれ詳しく説明していきましょう。

 

坐骨神経痛には冷湿布?それとも温湿布?

湿布には冷湿布温湿布の2種類がありますが、消炎鎮痛剤を使っていることには変りはなく、薬の効果としては同じものです。正しい使い方を知っておけばほかの痛みにも応用できます。

1)冷湿布

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冷湿布急性の痛みの場合に使います。

例えばぎっくり腰捻挫など、炎症を起こしていて痛みがある場合腫れがある場合に使います

冷湿布には冷たさを出すために、メントールやカンフル、ハッカ油などが使われていて、皮膚の温度を下げる作用もあります。

冷たさは感じられますが、体温を冷やすものではありません。

2)温湿布

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温湿布慢性的な痛みの場合使います。

例えば肩こりや神経痛、腰痛などの場合です。日ごろから痛みがありお風呂で温めると楽になるといった場合は温湿布を使うと効果的です。

温湿布は主に血行を良くするために使用します。湿布自体が高温になるものから、カプサイシンを含み、その成分が浸透することによって血管拡張を狙っているものなどがあります。

温感は感じられますが、体温を上げるわけではありません。

また、カプサイシンを含む温湿布ははがした後お風呂につかるとピリピリするという報告があります。
ですので、お風呂に入る前に湿布をはがし、少し時間をおいてから入るようにしましょう

 

坐骨神経痛の場合は温湿布を!!

つまり坐骨神経痛の場合は、慢性的な痛みに効果的で血行を良くする効果のある温湿布が効果的なのです。
逆に『冷湿布を貼ってしまう=冷やしてしまう』痛みを感じやすくなるので注意が必要です。

 

パップ剤とクラスター剤について

また湿布には2つの形状があります。

 

1.昔から使われている白くて水分の多いパップ剤

パップ剤

1.パップ剤は、水分が多くぐにゅっとした湿布で、貼るとヒヤッとして気持ちいいです。

冷感を出すためにメントールが入っていることも多いので患部をスーッと冷やしてくれるイメージです。(実際にはアイシング効果は期待できません)

短所としてははがれやすいという事があります。

 

2.茶色で薄いテーピングのようなクラスター剤

クラスター剤

 

2.クラスター剤は薄くてぴったりと貼れるので動きやすいのが特徴です。
また有効成分が多く含まれているので長時間効き目が持続しやすいと考えられています。

短所としてはかぶれやすい事と、はがすときに痛いという事があります。

パップ剤には温湿布冷湿布もあります。
クラスター剤冷湿布の役割は得られませんが、温湿布としてはとても有効です

 

どこに貼る?効果的な温湿布の貼り方

では温湿布はどこに貼ればよいのでしょうか?

きっとしびれや痛みを感じるお尻に貼ろうとする方が多いと思います。

でも待ってください!
痛い箇所に貼っても湿布の効果は全く得られません

なぜなら痛みの原因に貼らないと痛みがなくならないからです。

 

正しい貼り方は、痛みが強い時や痺れている時に腰の筋を伸ばしたくなる位置に貼るようにしてください。

ほとんどが骨盤から背骨のあたりで、そこが原因部位です。

 

右の坐骨神経痛

そして、冬場は冷えにより悪化しないように気を付けます。

寝る時は温湿布に加え腹巻をしたりして冷やさないようにしましょう。

 

湿布の効果はどれくらい持続するの?

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湿布の効果は長くても8時間程度と言われています。
例えば朝8時に貼ったら夕方には効果は薄れてきます。

それ以上貼り続けていても効果は期待できませんし、『かぶれ』の原因にもなります。
ですので『朝夕の一日2回貼りかえる』という使い方がいいと思います。

(製品によっては一日一回で効果が持続するものもあるようです)

 

ご注意!!湿布を使用しないほうがいい人とは?

湿布には副作用も報告されています。
坐骨神経痛を患っていても湿布を使用しない方がいい人についてまとめてみました。

1)喘息(ぜんそく)の既往歴がある人

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喘息の既往歴がある方の場合は、湿布薬に含まれている痛み止めの成分が喘息を引き起こす可能性があるため、注意が必要とされています。

湿布薬に含まれている痛み止め成分が、皮膚から吸収されることで刺激となります。それが原因となって気管支を収縮させる物質が生産されることで喘息を引き起こすのです。

特にアスピリン喘息の場合は注意が必要です。市販されているほとんどの湿布薬がアスピリン喘息を引き起こす可能性があるため使えません

喘息で既往歴のある方が湿布薬を利用する場合は、事前に医師に相談してみましょう

アスピリン喘息とは…アスピリン喘息アスピリン(鎮痛剤の一種)だけでなく、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)(市販品ならバファリン、セデス、ノーシン)や、NSAIDsが含まれる注射薬、座薬、湿布や塗り薬などで誘発される喘息発作で、軽い息苦しさを自覚する程度から、意識消失を伴う急性喘息重積発作までいろいろある。

引用:アスピリン喘息-nifty

 

2)妊婦の方

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妊婦の方は湿布を貼る場合には注意が必要です。

ジクロフェナク』と言う成分の湿布薬は血中濃度が上がり、おなかの赤ちゃんに栄養を及ぼす恐れがあると言われています。妊娠後期、8か月を過ぎたら使用はやめたほうがいいでしょう。

また、妊娠中はホルモン変化により肌が敏感になっているため、肌がかぶれやすくなっていますので注意が必要です。

授乳中も母乳を通して赤ちゃんに影響を及ぼす恐れがあるため注意してください。
妊婦の方は自己判断せず、まず医師に相談してください!

 

まとめ

坐骨神経痛を緩和するためには温湿布を貼ることが有効だという事がわかりました。

湿布することであの苦しい痛みから少しでも解放されるならうれしいですね。

ですが湿布を貼ることは一時的に症状を緩和するだけで、坐骨神経痛を根本から治療するわけではないので専門機関で診てもらいましょう。

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阿部 英雄
鍼灸マッサージ師の国家資格とスポーツトレーナー資格を有する私が、医学博士・薬学博士にも支持されるスポーツ整体の治療院を行なっております。体の悩み解決やセルフケアなど役立つ情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。  
ホームページはこちら⇒『英気整体院』

掲載記事は個人的な考え見解です。また事例や体験談も個人の感想によるものでいずれも万人への効果、変化を保証するものでないことご理解ください。

取り扱い時は医師または専門医にご相談するなどして各自でご判断ください









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