その腰痛、ストレスが原因かも!?多いストレスと腰痛の関係と対処法【まとめ】

あなたの悩んでいる『腰痛』…もし腰自体に原因があるのではないとしたら…?

実は腰の痛みにストレスが関係しているのをご存知でしょうか?

恐怖!腰痛の原因が実はこんなに沢山あるなんて(厳選12種類まとめ)という記事にも書きましたがストレスは、腰痛の原因の大半を占めています。

今回は腰痛とストレスの因果関係、そしてその対処法などをお伝えしていきたいと思います。

 

腰痛とストレスの関係とは?

関節痛のイラスト(腰)

 

日本人の約80%が一度は経験するといわれている腰痛。

腰痛を持つものは2770万人(男性1210万人、女性1560万人)

厚生省の研究班の調査

人口約1億人の日本人口のうち約2800万人が腰痛なので、今や日本人の4人に1人が腰痛に悩んでいると推測されているのです。

 

 

腰痛の原因といえば骨盤や骨格のズレ、姿勢の悪さ、椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ)を思い浮かべるのではないでしょうか?実際このような身体的要因の『腰痛』は比較的早く治るものです。

 

それよりも問題なのは、3か月以上続く『慢性腰痛』です。
『慢性腰痛』に悩む人の割合は、腰痛に悩む人のじつに85%にもなるというのです。

そしてこの『慢性腰痛』はストレスによるものだということが分かっています。

 

ではどうやってストレスが腰痛を引き起こすのでしょうか?

 

 

自律神経と痛みの関係

 

私たちが生きていく中で必要な身体の機能を自動的にコントロールしてくれる神経を自律神経と言います。
自律神経には交感神経副交感神経があります。

交感神経と副交感神経
  • 交感神経…緊張したときに働く。血管を収縮し集中力を高めるときなどに働く。
  • 副交感神経…リラックスしたときに働く。

 

実はストレスを強く感じるとこの二つのバランスが崩れるのです。

ストレス状態の場合、交感神経が優位になり、身体が緊張状態のまま保たれてしまいます。
しかも交感神経が優位に立つと痛みに敏感になるといわれています。

ですのでリラックス状態ならさほど気にならないような痛みも、緊張状態の中では激しい痛みとして現れるのです。

 

痛みを抑えてくれるドーパミン

脳

人は痛みを感じると脳からドーパミンという物質が出て痛みを緩和させます。しかし、交感神経が働く緊張状態の中ではこのドーパミンが分泌されにくいという特徴があります。

 

ストレス状態であれば痛みに過敏になるうえに、痛みを緩和するドーパミンまで減少してしまうため、腰痛を感じやすいのだということです。

また、骨格のズレやぎっくり腰など身体的な原因である腰痛の場合においても、このドーパミンの減少によってさらに痛みが増していることさえあると言われています。

 

 

こんな症状がありませんか?普通の腰痛とストレスによる腰痛の違い

 

では身体的な腰痛とストレスによる腰痛はどのようにして見分ければよいのでしょうか?

下記の質問について考えてみてください。

  • その腰痛は1か月以上続いていませんか?
  • 検査を受けたのに異常が見つからないということはありませんか?
  • 病院で異常がないと言われたのに激しい痛みがありませんか?
  • 痛む場所が変わったり、痛いときや痛くない時があったりしませんか?

このような症状がある場合はストレスによる腰痛の可能性が高いといえます。

 

ストレスによる腰痛は悪循環しやすい?

 

さらにとても厄介なのが、ストレスによる腰痛は悪循環しやすいということです。

日常的にストレスを感じていると、ドーパミンの分泌が減ります。すると痛みを抑えられなくなり、ますます痛く感じます。今度はその痛みがストレスとなってさらにドーパミンの分泌が少なくなり、痛みが慢性化するのです。

悪循環の表

 

ストレス性の腰痛とどう向き合う?その対処法とは

 

ではストレス性の腰痛とどう向き合っていけばよいのでしょうか?段階を追ってみましょう。

 

対処法1.ストレスの原因を突き止める

まずストレスの原因を突き止めます。ストレスについて向き合って少し考えてみてください。
自分がストレスに感じているのは仕事のことなのか、家庭内のことなのか、交友関係、病気やけがのことなのか…
それをまず知ることが大事です。

 

対処法2.ストレスの元を取りのぞく

自分のストレスのもとがわかったら、取り除けるのならば一番理想的です。現実問題として取り除けるのかどうか考えてみましょう。

 

仕事上の問題

  • 人間関係がかかわるストレス…部署や配置転換を申請してみる。上司に相談してみるなど。
  • 給与面・労働時間・仕事内容からくるストレス…上司や労働組合との相談。転職など。

家庭での問題

  • 家庭内での人間関係…家族間での話し合い。別居するなど一時的に距離を置く。

身体的な問題

  • 病気やけがなどの身体的な悩み…治療に専念するなど。

 

このように見ていってもストレスの元自体を取り除くというのはなかなか難しい面があると思います。

そういう場合は3のストレスを避ける・発散する方法を試してみてください。

 

対処法3.ストレスを避ける・発散する

ストレスを強く感じる人の傾向としては以下のようなものがあげられます。

  • 几帳面・完ぺき主義・責任感が強い
  • 周りに合わせようとして自分を犠牲にしたり、無理をする人
  • 感受性が高く神経がこまやか

このような方はストレスをうまく発散できずにため込んでしまう傾向にあります。
ですのでこのような方の場合の対策としては

  • いい意味で適度に力を抜く
  • 時には相手に頼る
  • 無理な目標は立てない
  • 自分は自分 相手とは違うんだ、と割り切る
  • できないことは『できません』と断る勇気を持つ
  • 物事を悲観的にとらわれず、すべては些細なことだと楽観的な考えを持つ 『まあいいか』と思う気持ち

 

具体的なストレス発散方法

 

今度はストレス発散方法を詳しく見ていきましょう。

ストレス発散法1.『自分が楽しいと思うことをする』

ゴルフをする男性のイラスト(ゴルファー)

ストレス解消に効果的な方法の一つに自分が楽しいと思うことをするという方法があります。
なぜならば痛みは快感により抑制されることが科学的にも証明されているからです。

スポーツをすることもいいです。野球やゴルフ・散歩や登山、スイミング
また芸術鑑賞もいいですね。読書・音楽鑑賞・映画を観る・TVやゲーム
ドライブや温泉・おいしいものを食べるなど何でもいいです。

運動でも娯楽でも、体のことを気にせずに熱中できるような趣味を持つことができれば理想的でしょう。

 

ストレス発散法2.ボーっとする時間を持つ

 

■これといった趣味となるものが見つからないという方もいらっしゃるかもしれません。また、好きなことをやってみたけれどうまくストレス発散できないという方もいらっしゃるでしょう。

そういう時は、嫌なこと不安に感じることを一切忘れて何も考えない時間(瞑想)を持ちましょう
ストレスから離れてゆったりする時間を持つだけでも心と身体はリラックスできます

現代においては少し時間があればスマホを触ることも多く、本当の意味で何もしないという時間を持つことが少なくなってきたと思います。

たまにはスマホも置いて何も考えないボーっとする時間を持ってみましょう。

 

ストレス発散法3.ストレスに効果的な食べ物を摂り入れる

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毎日口にする食べ物の中にもストレス解消に効果的な食物が数多くあります。これらを積極的に食べることでストレスの緩和につながります。

例えば

  • 心の健康のために抵抗力を高めるビタミンCやβカロテンを含む人参やカボチャ、ピーマンなどの緑黄色野菜
  • 疲労回復に役立つビタミンB群を含む豆腐や味噌汁などの大豆製品
  • カルシウムが多く体の調子を整えるワカメや昆布、ヒジキ・モズクなどの海藻類

そのほかにもカレーのスパイスに使われる『クルクミン』は血流をよくすることでストレス改善に効果的ですし、『ヨーグルト』にも心理的苦痛を減らしてくれる効果があると実証されています。

また『牛乳』もおすすめ。
牛乳に含まれているカルシウムは『抗ストレスホルモン』の生成に必須のミネラル。
チョコレートなどのマグネシウムと一緒に摂ると効果的です。

また『バナナ』には心を安定させる『セロトニン』という成分が入っています。果物で『セロトニン』が入っているのはバナナだけです。

 

まとめ

 

いかがでしたか?一口に腰痛と言っても様々な要因がかかわっているという事がわかっていただけたと思います。

ストレス性の腰痛を抱えているあなたはきっと仕事のため、家庭のためにと真面目に責任感を持って一生懸命生活されるタイプなのでしょう。本当によく頑張っていらっしゃるのだと思います。

ですが、上記で説明した通りあまり頑張り過ぎるのは腰痛にとって大敵です。時には『まあいっか』と肩の力を抜いてください。

ご自分にとって一番良いストレス解消を見つけられ、少しでもつらい腰痛が改善されますように。

 

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阿部 英雄
鍼灸マッサージ師の国家資格とスポーツトレーナー資格を有する私が、医学博士・薬学博士にも支持されるスポーツ整体の治療院を行なっております。体の悩み解決やセルフケアなど役立つ情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。  
ホームページはこちら⇒『英気整体院』

掲載記事は個人的な考え見解です。また事例や体験談も個人の感想によるものでいずれも万人への効果、変化を保証するものでないことご理解ください。

取り扱い時は医師または専門医にご相談するなどして各自でご判断ください









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