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パニック障害で気絶・失神することはあるのか?

パニック障害でお悩みの方は、なにより心配なのは発作が起きてしまうことではないでしょうか?
一度発作を経験してしまうと、苦しくて死ぬのではないか・・・と不安になります。
もしも、再びパニック発作を起こした時、気絶や失神をすることはあるのか?
仮に倒れてしまったら、人に迷惑をかけてしまうことは避けたい・・・。
上記のような、心配がある方の為に私が恥ずかしながら、過呼吸を起こし倒れた体験から学んだ対処法などをお伝えします。
もしも、あなたが似たような状況になった時に対処方法を知っているだけで、一大事は避けることができると思いますし、ご自身の安心材料にして頂けたらと思います。
気絶してしまう原因は?どんな症状が考えられるのか?

基本的に、パニック発作で気絶するようなことはありません。
ですが、過呼吸の場合ですと意識を失うことがあります。
パニック発作と過呼吸って違うの?と感じる方もいると思います。そんな方はまずは、パニック障害と過呼吸は違う症状?!見分け方と違いを詳しく解説をご覧ください。
過呼吸は、スポーツなどの激しい運動をした時に起こることがあります。
スポーツで起きた過呼吸の症状は下記のようなものがあります。
- 突然苦しくなり呼吸困難になる。
- 頭がふらふらする
- 意識が遠のく
- めまい
- 耳鳴り
- 失神・気絶
私が意識を失った時の体験談

あれは、忘れもしない3年前の1月3日のことでした。
ちょうど年末のあわただしさで疲れ切っていた私は、友人に誘われトランポリンのあるゲームセンターに行った時に起こったできごとです。
中には引いてしまう方もいるかもしれませんが、バカだな〜と笑い話しでお読みください。笑
話しはさかのぼりますが、私は4才の頃から小学校3年生まで体操教室に通っていました。
その後、高校時代も3年間体操部に入部したこともあり、トランポリンは他の方にくらべると身近かな存在に感じていました。
そんな経験もあったせいか学生時代を懐かしく思い、昔のように得意気におしりや背中から着地したりしながらトランポリンをピョンピョンと飛び跳ねていました。
「オッ、まだまだいけるな」と調子に乗りながら、5~10分ほど飛ぶのを3セットほど繰り返しているとさすがに息が切れてきました。
30半ばを過ぎると、さすがに10代の時のような体力はなくなっていたようです。
それを認めたくなかった私は、疲れているのにも関わらず再び飛び跳ねいていたのが失敗の始まりでした。
飛んでいるうちにだんだん意識が遠のいてきたのです。
なにかおかしいと感じた私は、少し休もうとトランポリンを飛ぶのをやめすぐに脇のベンチで休んでいると、徐々に苦しくなり、頭がフラフラしはじめ意識が遠のいていきました。
「これはまずい・・・。」
さらに状態は悪化してしまい、気が付けば過呼吸になりどんどん苦しくなってきたのです。
仕事がら、過呼吸に対する知識もあったので呼吸を落ち着かせようと息を吐く方に意識を向けました。
「よかった、このまま時間が経てば落ち着きそうだ」
と時間が過ぎ去るのを待っていました。
しかし、1月の外は寒すぎました。
ただでさえ、苦しいのに寒さも合わせてのダブルパンチ。
「寒すぎる」
私の異変に気付いた友人が、お店の中へ誘導してくれました。
会計を済ませてくれている時に、あまりも意識がもうろうとしていたので、先に車に行って休んでいようと立ち上がり2・3歩、歩くと意識を失い倒れました。
倒れた瞬間、顎(あご)を床に打ち付けてしまったでパックリと顎が切れ出血してしまいました。
縫わなくてはだめだと判断され、救急車で病院に搬送され顎を何針か縫われ帰ることができました。
友人に迷惑をかけてしまったので、お詫びに食事でもご馳走しようと思いファミレスにいきました。
食事をしようと口を開けるのですが、うまく開くことができません・・・。
顎を打った衝撃で顎関節症になってしまい、口が指1本分しか開かなくなってしまいました。
ちょうど年末から年賀状の準備や整体の仕事などで忙しく、寝不足などの影響もあり疲れていたのかもしれません。
私のような目に合わないよう、過呼吸になった時は冷静に対処してくださいね。
もしも気絶してしまったら?ちゃんと自然と意識は回復するのか?

もしも、過呼吸になって気絶しても意識は戻ります。
後遺症の心配も、私のような倒れ方をして打ち所が悪くない限り基本的にはないのでご安心ください。
私が、気絶をした時はほんの一瞬のできごとでした。
床に倒れ顎を打って、意識を取り戻したので失神していたのはほんの1~2秒のできごとだったと思います。
あまりにもの衝撃だったので、強制的に意識が戻りました。笑
このようなケースは、私の経験上聞いたことはないのでかなり稀なケースだと思います。
意識を失わないためにどんな事を心掛けたらよいか?

私の体験をから学んだ過呼吸になっても意識を失わない為に、心がける3つの重要なことをご紹介しようと思います。
1.過呼吸がおさまるまで、じっとしている
過呼吸が起こったら、人に迷惑をかけたくないという思いから行動したことが、逆に多大な迷惑をかけてしまいました。
私のように、苦しい状態なのにうっかり動こうとしてしまうと大変なことになりかねません。
余計なケガなどしてしまうのはとても悲しいことです。
過呼吸の状態が落ち着くまでその場で、じっと待ちましょう。
2.周囲の人に介助してもらい、自力で動かない。
まわりに、友人や家族がいれば落ち着く場所まで介助してもらいながら移動してください。
一人で歩こうなどと、決して思わないようにしましょう。
私の二の舞になってしまうかもしれません。
介助する方は、慌てずに対応するように心がけてください。
過呼吸で、苦しい時に介助する人が慌てていては不安になり症状を悪化させてしまいます。
静かな場所に誘導し、安全を確保しやさしく見守ってあげてください。
3.疲れを溜めこまない
疲労が溜まっていると、過呼吸にもなりやすくなります。
日頃から、睡眠をしっかりとり疲労をため込まないように心がけましょう。
今回の記事のまとめ

いかがでしたか?
私のドジっぷりをご理解頂けたかと思います。笑
パニック障害で意識を失うことはありませんが、過呼吸で意識を失うことはあります。
スポーツをやっていてストレスが多い方や疲労が溜まっているなと感じる方はご注意ください。
私の失敗から冷静に対処することをご理解頂けたら、失神も無駄にはなりません。笑
失神に対する不安のある方は、こいつみたいになりたくないとお役立て頂けたらと思います。


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