大丈夫!パニック障害でも車の運転ができるようになるたった2つの対策

車の運転でパニック発作を起こしてしまうかどうかは人によって差があります。
電車ではパニックを起こすけれど、車は大丈夫。
車に乗るのは大丈夫だけど、運転だと不安。

電車でパニックが起こる原因は『自分自身でコントロールできない事に対する不安』でしたね。

詳しくはこちらの記事をお読みください。

【早めに出発】パニック障害でも電車に乗れる!必要な12の対処法

では、主導権が自分にある”車”の場合はどうでしょうか?
今回は、そんな「車の運転」について書いていきたいと思います。

運転中にパニック障害になることはあるのか?それはいつ?なぜ起こる?

車を運転中に、パニック障害になることはあります。
実は、車だけでなく、乗り物すべてにその可能性があるのです。

パニック障害がどのような時に起こるのかもう一度おさらいしましょう。

パニック障害が起きるのは・・・

  1.  自分の意志でその「場」を離れることができないと感じる(自分の意志で動くことと止まる事を制御できない)
  2.  自分の意志と関係なく強い力で働きかけられる時(無理やり動かされる・たえられないにおい・聞きたくない音・他人の視線・人に囲まれるなど)
  3.  自分の行動が、何か重大な過失を引き起こすのではないかという不安を抱く
  4.  自分の行動により、他人に迷惑をかけてはいけないというプレッシャーを感じる

このような時でしたね。

では、これを踏まえて、車を運転するときにどのようなことが起きているかを見てみましょう。

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  • 車内は狭い空間である
  • 自分の意志で車をコントロールできる。
  • 信号待ちがある。
  • 交通ルールを守りながら運転しなければならない。
  • におい、音は自分でコントロールできる。
  • 渋滞に巻き込まれることもある
  • 路肩に車を寄せて休憩することができる。
  • 目的があって、制限時間のある運転をしなければならない場面がある。
  • 一人で運転していると孤独だ。
  • 対向車、歩行者、バイク、交差点、気を付けなければいけないポイントが多い。
  • 自分が停まりたいからと、急に止まることはできない(安全確認義務)
  • トンネル、踏切、高速道路は特別な空間だ
  • 駐車場への侵入、脱出はとても大変だ。
  • 車の運転は楽しい
  • 同乗者がいると責任が増す。
  • 夜の運転は緊張する
  • 雨や雪、天気の悪い時の運転は注意が必要だ。

細かく見ていけばもっとありますが、車の運転にはたくさんの不安・緊張ポイントがありますね。

これらは上であげた4つのポイントのどれかに当てはまります。
(黄色で示した部分は、あてはまらない項目です。)

このような不安と緊張を増長させる状態がパニックを起こしてしまう事になるのです。

車の運転中にパニック障害が出てしまった時の対処法

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運転中にパニックを起こしてしまった時、どうしたらいいでしょうか?
まずするべきは安全の確保です。
少しだけ頑張って、安全に車を停止しましょう!!

パニック障害で死んでしまう事はありませんが、事故になってしまっては自身の安全が保障できません。

何とかして、路肩に寄せてゆっくり停車します。

どうしても安全にゆっくり停車できない場合は、ハザードランプをつけて後続車に異変を知らせたのち停車します。

呼吸困難や、めまい、目の前が真っ暗になってしまったばあい、ハザードをつける余裕もないかもしれません。
こんなときは迷わずブレーキを踏みましょう!
クランクションも盛大に鳴らしてください。
一刻も早く停車することが大事です。
迷惑がかかると思うかもしれませんが、安全に停車することが一番大事なのです。

次にするべきなのは精神の安定です。

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パニック発作を起こしてしまった時、体は極度の緊張状態にあります。
この時大切なのは、姿勢と呼吸です。

姿勢
座席を後ろに下げ前かがみになります。
頭をかかえて太ももにくっつくくらいまで下げると効果的です。

呼吸
リラックスするための呼吸法を知っていればそれを行います。
知らないときはゆっくり時間をかけて息を吐きます。
ぎりぎりまで吐くと自然に多くの息を吸い込むことができます。

呼吸が苦しいからとたくさん吸うのは逆効果です。

少し落ち着いたら、飲み物を飲み、ゆっくり運転を再開してください。

これ以上運転ができないと感じる場合は、無理に運転せず、助けを求めてくださいね!!

どうしても、運転を替わってくれる人がいない場合、車をいったん停めたままにして、タクシーなどで帰ることもできますが、違法駐車にならないか不安ですよね?
こういう時は代行運転サービスを利用するのもひとつの手です。

代行運転サービスは料金がかかりますが、目的地まで車を運転してはこんでくれます。
自分自身も、後続車に乗せてもらえることのできるサービスです。

地域によって代行運転サービスがない場合もありますので、事前にこういうサービスがないか調べておくといいかもしれません。

パニック障害の人が運転できるようになるための注意点と工夫、対策

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そもそも運転してもいいのか??

車の運転に関しての不安が強いうちは運転をオススメしません。

車の運転は、同時に何十もの注意を払うことが必要な非常に緊張を強いられる行動です。

ですので、調子が十分に戻ってから再開する事をオススメします。

しかし、車の運転も、電車と同じく、必ずできるようになるものです!!
ですので、焦らず、ひとつずつがコツです。

車に乗る前にする対策

  • クスリを持つ
  • 飲み物を持っておく
  • 車でかけられる好きな音楽を用意する

運転する場合に、必ず押さえておきたい2つのポイント

パニック障害の人が車の運転をするとき、一番不安なのは

急にパニック発作が起きてしまったらどうしよう

ということだと思います。

ですが、考えてみてください。
この、どうしようがすでに予期不安なのです。

そして、予期不安が強まってくるとパニックを起こします。

つまり!

  1. パニックの前に予期不安が強く表れるので、この時点でいったん休憩を入れる。
  2. 不安になったらすぐ停車できる状態で運転する。

この二つのポイントを抑えることで、ぐっと運転中の緊張が減るのです。

予期不安というのは、未だ起こっていない事象に対して「もしかしたら起きてしまうかもしれない…!」とどうしようもなく不安に思ってしまう事です。

言ってみれば、何十もある不安の種一つ一つに注目して、普段なら指でぷちっとつぶせる程度の不安も、虫眼鏡で、あるいは顕微鏡で何100倍にも大きくしてものすごく詳しく観察している状態です。

この状態を解消するのに最適なのは、不安の一つ一つを安心に変える作業です。

例えばこんな風に対策をしよう

  • 運転中、停車できなくなってしまったらどうしよう
    いつでも停車できる路肩のある道、2車線以上ある道ではできるだけ左車線を通行する。
  • 気持ちが悪くなってしまったらどうしよう
    停車して、気分が良くなるまで休憩できる運転をする。クスリと飲み物を持っておく。
  • 具合が悪くなって運転が続行できなくなってしまったらどうしよう
    停車して、休憩する、それでも運転できないと判断したら、助けを求める。
    (無理に運転を続行する必要はない)
  • 一人で何か起こってしまったらどうしよう
    何かあった時に助けてくれる誰かに一緒に乗ってもらう。
  • (お迎えや、何かの開始時間に)間に合わなくなってしまったらどうしよう
    できる限り余裕も持って出発する。たとえ遅れても何とかなる!くらいの気持ちで焦らない。

ただし、安心材料へのすり替えのできないものもある

  • 信号待ちの間、待つのが怖い
  • トンネル・ふみきりが怖い
  • たくさんの車に囲まれたり、すれ違うのが怖い
  • 駐車場の出入りが怖い

⇒これらに対しては、少しずつ慣れていくという事が必要です。

 

 

などなど、不安に思っていることには、必ずそれを安心に変える何か方法があるはずです。

自分では見つけられないときは、誰かに話を聞いてもらい、一緒に方法を考えてもらいましょう。
協力してくれる人だとなおいいですね。

運転をするときに注意したいこと

調子が悪いな、天気が良くないな、何となく不安だな・・・。
気持ちがのらないときは運転をしない方がよいでしょう。
どうしても出かけなければならないときは、いつもよりもゆっくり目のスピードにすると気持ちが楽かもしれません。

服用している薬によっては注意力が低下するものがあるので副作用を確認してください。

運転がつらくなったら、停車し、休憩しましょう。
運転が続行できないと感じたら、無理せず助けを求めましょう!

たくさん書いてしまいましたが、とっても大切なことがあります。
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どんな小さなことでも、「できた」自分をほめてあげてください!!

  • 「車に10分乗っていても気分が悪くならなかった!」
  • 「信号まちをうまく乗り越えた!」
  • 「路肩に停車がうまくできた!」
  • 「かけた音楽がとってもよかった!」

いっぱいいっぱいみつけてください!
「できた」ことが思っている以上に多いことに気が付くだけでもプラスになるとおもいます。

まとめ

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車の運転、楽しいですか?
私は運転が好きです。

楽しいな、と思えることがきっと克服につながります。

運転ができないと生活がままならない人も多いと思います。
そんな人の助けになれば幸いです。

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しもーん
千葉県大網白里市の自律神経専門の整体 仙人堂。真体療術学院 講師を務める下川 孝幸です。小学校6年生からうつ病、不登校、人間不信、対人・視線・女性恐怖症などの心と体の不調に悩まされる。7年間かけてうつ病を克服し、その後、交通事故にあいむち打ちで首が左右15度にしか動かなくなる。よい治療家に巡り合えず、自分で治そうと整体を学び見事復活。なんでも治せる治療家を目指すサーファー整体師。  
ホームページはこちら⇒『仙人堂』

掲載記事は個人的な考え見解です。また事例や体験談も個人の感想によるものでいずれも万人への効果、変化を保証するものでないことご理解ください。

取り扱い時は医師または専門医にご相談するなどして各自でご判断ください









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千葉県大網白里市の自律神経専門の整体 仙人堂。真体療術学院 講師を務める下川 孝幸です。小学校6年生からうつ病、不登校、人間不信、対人・視線・女性恐怖症などの心と体の不調に悩まされる。7年間かけてうつ病を克服し、その後、交通事故にあいむち打ちで首が左右15度にしか動かなくなる。よい治療家に巡り合えず、自分で治そうと整体を学び見事復活。なんでも治せる治療家を目指すサーファー整体師。  
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