こんにちは、「Saku美容整体」経絡美容整体セラピスト野原夏代です。
当院は、全身のツボとツボを繋ぐ経絡を調整する施術で小顔矯正もしていますので、顔のお悩みで来院されるお客様は大変多いです。
顔は毎日鏡で見ますし、対面するとまず見られるところなのでどうしてもコンプレックスが深いパーツです。
若い方を中心に「整形を考えていた」というお客様に何人も出会ってきました。
顔についてのお悩みは、歪み・たるみ・大きさなどそれぞれありますが、それに伴って共通して多い悩みが、目元、口元といった顔のしわです。
顔のしわの中でも、幅広い年齢層の方からのお悩みで圧倒的に多いのは、「口元の片方だけ深いしわ」です。
私は、そのしわの原因は「身体の歪みです」とお伝えしています。
では何故そう言えるのか?
今回は、多くの女性が悩んでいる「口元の片方だけ深いしわ」の原因の詳細と日常できる対策までを分かりやすくお伝えしたいと思います。
Contents
そもそもこの口元のしわはなんていうの?

鼻の両脇から唇の両端まで伸びる2本のシワで『八』の字に刻まれるくっきりと出ている線、これは「ほうれい線」といいます。
一般的に老け顔の象徴とも言われており、気にされている方も多いと思います。
最近では、「ゴルゴ線」「ゴルゴライン」といわれることもあります。
有名な漫画「ゴルゴ13」の主人公の頬から口元にくっきりと入っている線が、口元のしわ、「ほうれい線」と似ていることからこのように言われています。
ほうれい線はやっぱり年齢が関係するの?
ほうれい線が、年齢に関係するかどうかについて述べていきますが、まずは、対照的なほうれい線と片方だけ深いほうれい線に分けて詳しく説明していきますね。
「片方だけ深いほうれい線」と「対照的なほうれい線」の原因の違い
対照的なほうれい線
左右対称的なはっきりとわかるほうれい線は、どうしても年齢は関係しているといえます。
その理由は、加齢に伴う筋肉やお肌の問題があるからです。
顔には、「表情筋」と「深層筋」があります。
表情筋とは、表情を作る筋肉で、皮膚についているものです。
深層筋は、骨についていて深い部分にあります。
インナーマッスルといわれることもあります。
この深層筋が表情筋を支えています。
この深層筋は、血液からの栄養分を運び老廃物を取り除くポンプの働きをしているので、深層筋が衰えると表情筋を支えることができなくなり、ほうれい線やたるみやしわの原因になります。
年齢を重ねるごとに、顔の筋肉や脂肪は自然に減少してきます。
一般的に40歳以降から筋肉量が減少するといわれています。
どんな対策をしたらいいの?
この筋肉の減少や脂肪の減少が、ハリのないたるんだ顔になってしまいます。
また、年齢を重ねるとお肌の保水力がなくなるので、どうしてもたるみやシワが出てしまうのです。
なので、年齢を重ねるうちにお肌のたるみやしわが気になってきた方、ほうれい線が深くなってきたと感じる方は、紫外線からの乾燥を注意したり、保湿して乾燥しないよう心がけることも大切です。
ほうれい線は、年齢だけが原因ではない?!
ただ・・・
このほうれい線ですが、幅広い年齢層でお悩みがあります。
先ほども述べたように20代の若い方でもうっすら出ている方もいらっしゃいます。
ほうれい線は、決して年齢による筋肉やお肌の問題だけじゃないんです!
最初にも述べたように、身体の歪みも原因の一つなんです。
ということは・・・
片方だけ目立つほうれい線は?
特に「身体の歪み」が大きな原因と言えます!
この理由について、
まずは、身体の仕組みについて頭蓋骨の仕組みから説明していきます。
身体の仕組みを見ていきましょう
頭蓋骨(ずがいこつ)の仕組み


頭蓋骨は、23枚のプレートのような骨がつなぎ合わさってできています。
まるで、パズルのピースがはまっているように見えます。
整体院などにある骨格の標本などの頭蓋骨の模型を見たことがある方は、頭蓋骨の頭の部分に何本かのひびのような線が入っていることを知っているかと思います。
この縫合線ですが、ストレスや睡眠不足を感じると脳が肥大して、主に姿勢の問題や噛み合わせの問題が原因によって歪んでずれてしまうと考えられます。
顔のしわは、頭蓋骨の骨のつなぎ目のずれや、首も関係している
上記でも述べたように顔にしわが出ている方は、決して年齢だけが原因ではなく、それぞれの骨のつなぎ目にずれができ、顔の全体の筋肉にたるみが生じた結果です。
ちなみに、顔のしわとは、目元のしわと口元のしわ=ほうれい線が代表的です。
また、顔の下の「頸椎(けいつい)」といわれている「首」に歪みや圧迫があると、椎間板に負担がかかり、首が短くなりその周辺の筋肉が引っ張られるようになり顔もしわやたるみになります。
縫合線がずれてしまう原因は、日常生活の癖やストレスなど複合的な問題もあることから「身体の歪み」があることが根本原因だということになります。
まとめると「身体の歪み」とは

身体の歪みは、骨が曲がっているのではなく、生活習慣で身についてしまった身体の癖により筋肉がねじれ、結果として顔の歪み、骨盤の歪み、足の歪み、全身の骨格が歪んでしまうのです。
身体は左右対称的に機能する時が最も健康であり、プロポーションも美しいと言われています。
若い方でも、ほうれい線が深く目立っている場合は、身体の歪みからの日常の癖で姿勢や噛み合わせに問題があることが多いです。
このように「身体の歪み」が原因のほうれい線ですが、片方だけほうれい線がくっきりしている原因は、身体の歪みからくる以下に挙げるような日常の生活習慣や不調が特に考えられます。
考えられる生活習慣や不調は?
- 片方で噛んでいる
- 片方だけの首こり肩こりがひどい
- 片方だけのあごがカクカクするなど、顎関節症がある
- 歯ぎしりや食いしばりなど片方の歯だけでしている
- 肩や骨盤が片方だけ下がっている
- 頬杖をつくことが癖になっている
- いつも同じ方向の顔を下にして横向きで寝たり肘枕をする
身体の歪みは、百人百様で人それぞれなのでいろいろなことが複合されて考えられますが、ここではお客様の様子から考えられる代表的なものをあげてみました。
身体の使い方のアンバランスで左右差が出てくると、顔や身体の片側だけに負荷がかかり歪みとなってしまいます。
日常できる対策は?
- なるべく均等に噛むようにする
- 肩こりや首こりの原因になるスマホや携帯などを長時間見る習慣があれば、なるべく避ける
- 足を組まない
- バックを同じ肩側ばかりにかけない
- 立っている時、座っている時に片側のお尻に体重をかけないようにする
- 頬杖や肘枕などアンバランスな姿勢をしないようにする
大切なことは、身体の左右差をなるべく作らないように偏った身体の使い方がある場合にはそれを見直すことです。
とは言っても、身体の歪みが出ていると、どうしても悪い癖を無意識にしていたり、身体の不調が出てくると思います。
そんな時には、身体の歪みに詳しい専門家にみていただいたり、身体のゆがみを整えるメンテナンスも必要だと思います。
まとめ
「口元の片方だけのしわ」は身体の歪みが大きな原因です。
- 原因の詳細
- 考えられる生活習慣や不調
- 日常できる対策
についてお伝えしてきました。
原因が分かると対処法が見えてきますよね。
まずは、日頃から左右差がある身体の使い方を均等に保つよう心がけてみてください。
消えないと諦めていた「しわ」も普段の心がけから、だんだんと目立ちにくくなってきますよ!
「美」は1日にしてならず
今の生活スタイルや生活習慣を改善するきっかけにしていってほしいと思います。


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