- 母の様子がいつもとなんか違う?
- なんか違和感を感じる。
家族で毎日一緒に過ごしているとそんなことを感じた経験はございませんか?それはもしかして、更年期障害の兆候かもしれません。
あなたのお母さんがもし50歳ぐらいの年齢だとしたら、その可能性は十分にあります。自分の親を救ってあげられるは、あなたやあなたの家族だけです。
周囲の人が、更年期障害の症状についてしっかり理解し、母の更年期障害を悪化させないよう、正しいサポートとケアの方法を身に付けていきましょう。

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50歳前後の母の様子がいつもとおかしい、そんな時は更年期障害かも?

この50歳前後の更年期を迎えると、女性ホルモンであるエストロゲンが急激に減少していきます。これによってホルモンバランスが乱れることで、自律神経のバランスも乱してしまい、結果として心と体全体に不調がおこります。
- 突然の身体のほてり
- 発汗
- イライラ
- 寝付けない
更年期障害の症状は、人によって差が出ますが、突然怒りだしたり、だるそうにする等、家族からみてもいつもと何か違う変化が見られます。
突然に現れる更年期障害や症状は、実は気づかなかっただけで初期症状は案外早い段階で現れていることが多いものなのです。しかし、その症状自体が軽いものであるため更年期に差し掛かっているにも関わらず大丈夫思い込んでしまう方が多いようです。

更年期障害の特徴
それでは、この更年期障害には、どんな症状の特徴があるのか、ご紹介しておきましょう。女性であれば、ほとんどの方が現れる更年期の症状。
しかし、その症状の重さは人によっても異なります。特に更年期は、閉経前後である50歳頃の前後5年付近に症状が現れやすいと言われており、この時期は、女性ホルモンの急激な減少によって、自律神経のバランスが乱れることによって、

- ほてり
- 発汗
- イライラ
- 無気力
- 肩こり
- 便秘
等の心の病や身体の病の様々な症状が発症します。

<タイプ別更年期対応策>
- 通常型
- 激情型
- ネガティブ型
一般的に多いのが、普段は問題なく過ごしているように見えますが、実際には、体の不調を少し感じているような感じていても『まだ大丈夫…』と我慢しがちになっている通常型のタイプです。
又その他に感情の起伏が激しいタイプのキレると手に負えないような、頑固で他人からの意見を聞くことがない「激情型」の方や気分の落ち込みが激しく些細なことでも不安感が強く身体的にも強い倦怠感を感じていることが多い「ネガティブ型」の3つのタイプに分けられます。
又症状の度合いによっても、その症状の度合いは3つに分けられます。
<症状の度合い>
- 初期:のぼせや火照り、倦怠感や生理不順が兆候として現れはじめる
- 中等度:不安感や肩こり、頭痛、動悸、イライラ等が出始める。
- 重症:体温調節が困難となり、突発的な発汗や性格の豹変、過剰な不安感等が症状として現れるようになる。

更年期障害の対策については以下の記事にまとめてあります。ぜひ参考にしてみてください。
更年期障害を迎えた母親とどのように接したらいいか?
実際に、同居した家族が更年期を迎えた母の症状を見ていても、なんだか怠けているように見えたり、実際に違和感に気付いたとしてどんなふうに対処をしたらよいかわからないものです。

更年期障害というのは、実はれっきとした病気の一つなのです。本人が気づいていない場合もあるので、母が元気がなかったり、辛そうにしていたり、イライラしているような時は、まず更年期を疑うことからはじめましょう。
更年期障害というのは、病院による検査ですぐに調べることが可能です。まず周りがそれを察知したら、病院を受診することからはじめていきましょう。
そして更年期の症状は発症していることがわかれば、当人と話をしても、イライラしていると話にならないこともありますので、まずは話をしっかり聞いてあげて、その辛さを分かってあげることから始めましょう。
そのために、周囲がしてあげることは、大きく分けて下記の5つが挙げられます。
周囲ができること5つ
- 愚痴を聞いてあげること
- 同調してあげること
- 一緒の時間を共有してあげること
- そばに居てあげること
- 辛い時にサポートしてあげること
こうしたことに気を付けながら、日常生活をサポートしてあげることが改善への糸口となります。
但し、一つ注意しなくてはいけいないことがあります。それは、介護にあたる行為は、真面目な人ほど、逆に真面目な介護にし過ぎによる、介護疲れや介護ノイローゼを患ってしまうケースが存在します。しっかりと自分のストレスケアを行いながら、そのサポートに努める必要性がありますので、全てを完璧にする必要性はありません。
自分ができる範囲の中で、サポートしてあげることを心がけていきましょう。
わたしの母親はまだ更年期障害という兆候は見られませんが…

私自身には、母が更年期になったという経験自体はありません。今も健康でいてくれているのがとてもうれしい限りです。
ただ、私には90歳になる叔母がいるのですが、ここ最近ちょっと物忘れと身体の病気が出始め、入院生活を送っています。そんな時に感じたことがあります。子供や孫がしてあげられること。それは、
- 1日でも多く、家族のために会いに行ってあげること
- 励ましの言葉をかけてあげること
ではないでしょうか?ただでさえ、身体を悪くしている状態では、何かをする気力や生きる活力が失われてしまいます。そんな時頑張っている姿を見せてあげること。そして、お互い辛いこと等も一緒になって話をし、お互いの話を共有することが、様々な症状を刺激すると感じています。
現に私の祖母も以前よりも回復してきています。
病気を改善へ導くために周りができる何より大切なことは、生きるための活力をサポートしてあげることが本当に大切だと私は感じています。
まとめ

更年期障害は、人によってもその症状の程度が異なり、又いつ発症するかもわからない病です。
だからこそ、自分の年齢が40歳を超えたあたりからでもの構いません。更年期障害やその症状にについてどんなことが起こるのかだけはせめて知っておくことが大切です。
そして、そうした症状が現れた時に自分自身が周囲の人へ呼びかけておくことも大切なことなのです。そのため、対処ができるように、前持った準備こそがその病気に対する重さを軽減させることができるでしょう。

tamiyan

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