人前で靴を脱ぎたくない…。片足だけが外反母趾になってしまった時の対処法

フラミンゴ
片足外反母趾

右足だけの外反母趾

  • ともだちと温泉に行ったときにふと気づいた
  • プールで歩いていて気になった
  • 会社の忘年会で靴を脱いだときに同僚から言われた

気づくきっかけはさまざまですが、

「あれ!わたしって外反母趾なんだ。」

と思ってショックを受けた方は多いはず。

それも、両足ではなく片足の親指だけが極端に曲がっていたりしたら、もう人前で裸足になりたくないと思ってしまうかも知れません。

「もうこれ以上外反母趾を進行させたくない。」
「自分で、少しでも元に戻せる方法はないの?」

そんなあなたのお悩みにお応えします。

外反母趾の原因は靴じゃないの?

まずは外反母趾の原因を知りましょう。
原因を正しく理解していないと、正しい対処法もわかりませんから。

ここで、あなたに質問です

「どうして外反母趾になるのでしょう?」
「えっ!外反母趾になるのって、靴のせいでしょ」

外反母趾の原因は、先の細い靴やかかとの高い靴だと思っている方って意外と多いのですが、実は靴が一番の原因ではありません。

確かに、パンプスやハイヒールを履く機会の多い人には外反母趾が多く見られますが、一番の要因ではないのです。

外反母趾になってしまう原因

外反母趾の原因は靴だけではなく

  • 足の形の遺伝
  • 関節の硬さなどの体質
  • 運動不足
  • 体重の急な増減
  • 加齢による筋力や骨の密度の低下
  • 姿勢の悪さ
  • 悪い歩き方 など

色々ありますが、とりわけ影響が大きいのは、歩き方なんです。
歩き方が悪いと、負担が足の一部に集中したり、逆に、本来使われる筋肉があまり使われずに弱くなったりします。

これが外反母趾の一番の原因です。

片足だけ外反母趾になってしまう人の対策:左右のバランスが大事

歩き方が悪いと両方とも外反母趾になるのが普通ですが、左右の足の使い方に極端に差がある場合は、片方だけに症状が現れることがあります。

当院のクライアントさんにも片方だけが外反母趾であったり、同じ外反母趾でも左右の程度が極端に違っていたりする人がいらっしゃいます。

そんな方の歩き方を見ると、体がパッと見てわかるほど片側に傾いていたり、左右の足の着き方が極端に違っていたりします。

背骨の歪みや偏った体の使い方、不良姿勢など歩き方が悪くなる理由はたくさんありますが、片足だけ指の形が変わっている場合は、一度歩き方をチェックしてみることをお勧めします。

ポイントは、頭の位置、手の振り、足の運び等いろいろありますが、重要なのが、足の着き方と、足を着いた瞬間の足先の向きです。

正しい歩き方を見極めるチェックポイント

1)足を着くときはかかとから着いていますか?

足裏全体を一度につける「ペタペタ歩き」になっていませんか?

2)足が地面や床を離れる瞬間、指先までしっかりと着いていますか?

指の根元しか着かずに、すぐに離れてしまう「指上げ歩き」になっていませんか?

3)足先の向きも重要です。

足首(かかと)の真ん中と人差し指のつけ根(中指側)を結ぶラインが、しっかりと進行方向に向いていますか?
極端に外を向いていたり、内向きになっていたりしませんか?

以上のチェックポイントにひとつでも当てはまることがあるなら、歩き方が巻き爪の原因に?巻き爪に良い歩き方と悪い歩き方を解説を参考にして正しい歩き方を身につけましょう。

最初は、ぎこちないかも知れませんが、繰り返すことでそれがあなたの「いつもの」歩き方になっていきます。

足の裏の筋力を鍛えましょう

歩き方が正しくなると、負担の偏りがなくなります。
しかし、衰えた筋力はすぐには戻りません。

靴を履く生活になれた今の日本人の足は、足裏の筋力が衰えています。

足裏には縦2・横1方向のアーチ構造があり、足を着いたときに地面から受ける衝撃を和らげ、足を離すときは反発作用で推進力を生みだします。

このアーチ構造を支えているのが足裏の筋力です。これが衰えているとアーチが低くなり足幅が広がって、結果として足の関節の負担が増えます。

足弓

 

足裏に比べ足の甲側の筋力はさほど衰えないため、筋力にアンバランスが生じ、指が反ってしまう浮き指になりやすくなります。
足裏の筋力を鍛えることで、アーチ構造を取り戻し、浮き指を改善しましょう。
当院では、ゴルフボール体操を推奨しています。

ゴルフボール体操

1)ゴルフボールを土踏まずの部分で少し強めに踏みながら、前後に足を動かします。

足を動かす方向はできるだけ直線的に指のつけ根からかかとの前までの範囲をじっくりほぐすように動かします。

2)小指の根元からかかとの前まで、足裏外側をほぐします。

できるだけ直線的に足裏の外側のラインに沿って動かすようにします。
上手にできるようになると足の運びをコントロールするのが容易になります。

3)ボールを「湧泉」に当て、5本の指を同時に曲げる。

湧泉
湧泉とは足裏にあるツボで5本の指を曲げるとへこむところ、第2指と第3指の中間
ボール全体を包み込むように、特に第2関節をしっかりと曲げることを意識して。

 

4)次いで、ボールの位置はそのままで、5本の指を目一杯広げる。

指先が上に反らないように、母趾と小趾を少し下に向けるくらいの気持ちで。

5)3)、4)を5秒間隔で5回繰り返します。

6)ボールを中指から小指まで3本を使って「つまみ」ます。

持ち上げなくてもいいので、しっかりと力を込めて握りましょう。そのまま10秒数えます。

7)次は示指からくすり指まで、最後は親指から中指まで、と3本ずつでボールをつかむ動作をくり返します。

これを毎日続けると、指を握る力が強くなり、土踏まずがしっかりしてきます。
3ヶ月も続けていると、足の中央部がくびれ、足裏に筋肉のすじが見えるようになってきますよ。 😉

変形が酷かったり痛みが強いときは医療機関や専門家に相談を

正しい歩き方が身につくと、足に掛かる力が安定し、筋力のバランスもよくなるため、変形が進むことはなくなります。

また、緩んでいた足の横アーチが復活してくると、足の幅も細くなりますので、見た目も良くなりますし、靴に当たって痛かったところが痛くなくなってきます。

ただし、これは軽い変形や痛みの少ない初期の段階での話で、痛みが強い場合や変形がかなりすすんでしまったものについては、専門のお医者様や治療院に相談しましょう。

ネットで「外反母趾 専門外来」等のキーワードで探すとたくさん出てきますから、その中で通えそうな所を見つけて下さい。

行く前にホームページを見たり、直接問いあわせたりして

ちゃんと「歩き方の指導」「足の運動の指導」などをしてくれるところを選ぶと良いでしょう。

まとめ

日頃左右のバランスが悪い歩き方をする人は、片足だけ外反母趾になることがあります。

変形の度合いが軽い場合や痛みがない場合は、歩き方を良くして、足裏を鍛えることで改善する可能性があります。

しかし、かなり変形が進んだケースや痛みを伴っている場合は、専門医に相談することをおすすめします。

 

■参考サイト

■参考書籍

  • かんたんストレッチで外反母趾・巻き爪が治る本 山田光敏(著) PHP研究所
  • カラー図解 人体の正常構造と機能 全10巻縮刷版 坂井 建雄(著) 日本医事新報社
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岩田 義昭
埼玉で整骨院やってます。腰痛・坐骨神経痛の整体をメインに外反母趾・巻き爪矯正にも力を入れてます。足のトラブルから腰の痛みまでトータルでやわらげてあげられるオールマイティな治療家を目指してます。
ホームページはこちら⇒『さいたま外反母趾矯正センター』

掲載記事は個人的な考え見解です。また事例や体験談も個人の感想によるものでいずれも万人への効果、変化を保証するものでないことご理解ください。

取り扱い時は医師または専門医にご相談するなどして各自でご判断ください