


お二人とも揃ってめまいとは、相変わらず仲良しですね。
お話しをうかがう限り二人とも自律神経に原因があるかもしれませんね。

そうなんだ。じゃあ治し方教えなさい!
っていうか佐伯さんと私は仲良しじゃないから!一緒にしないで!

(この人相変わらずめんどくさい…。)
そうですね。改善方法は休息すること。これに尽きます。ではっ。

あんたいつも不親切なのよ!
読者目線を忘れすぎなのよ!
いいかげんにしなさいよ!
めまいの治し方ちゃんと説明しなさい!

な、長野さん。お、落ち着いてください。

しますよ!
するわよ!
すればいいんでしょ!
死ぬほど丁寧に説明するからメモ取ってしっかり聞きなさい!

ひぃいいい。女同の世界ってって怖い…。
この記事では
についてご説明します。

Contents
めまいには種類がある!あなたのめまいの症状は?


お二人とも「めまいがする」と言いました。でも症状が微妙に違ってましたよね?
これは意外と大事なポイントなんですよ。


回転性めまい

長野さんのぐるぐる回る感じは回転性めまいの可能性があります。
回転性めまいとは…耳の疾患、脳幹や小脳の病気により生じるめまいです。メニエール病の可能性があります。
非回転性めまい

佐伯さんのふわふわする感じは非回転性めまいの可能性があります。
非回転性めまいとは…自律神経系の疾患により生じるめまいです。
めまいを感じたらまずは、この2つのうちどちらの症状に近いのかチェックしてみてください。
自律神経失調症でめまいが起きる原因は何?
活発に活動しているときに働くのが交感神経。

休息しているときに働くのが副交感神経。

このバランスがとれていない状態が自律神経失調症です。
自律神経失調症の人は交感神経が優位になっていることが多いようです。
交感神経の働きが過剰になると、血管や筋肉が収縮するため全身の血流が悪くなります。
三半規管への血流が低下するとぐるぐるした回転性めまいの原因に、
脳への血流が低下するとぐるぐるした非回転性めまいの原因になるようです。

自律神経失調症によるめまいって身体のどの部分と関係しているの?
回転性めまいは三半規管(さんはんきかん)への血流不足

自律神経失調症になり三半規管への血流が滞ると、酸素や糖が不足するため誤作動が起きます。その結果がぐるぐると目が回る回転性めまいになるのです。
回転性めまいに多いメニエール病とは?
回転性のめまいに加えて吐き気、耳鳴り等が加わる場合はメニエール病の可能性があります。
メニエール病とは三半規管にリンパ液が溜まることで、聴覚や平衡感覚に異常をきたす疾病です。
自律神経失調症による回転性めまいとメニエール病は症状が非常によく似ています。

そのためメニエール病の改善方法は自律神経失調症の改善方法と同じく休息することが一番です。
非回転性めまいは脳への血流不足

交感神経が優位に働いて脳への血流が滞り、小脳や脳幹への血流が滞ることにより非回転性のめまいがおこります。
小脳とは…平衡感覚を司る器官。
脳幹とは…体温調節など、生命活動を担うとても重要な器官。自律神経を司る視床下部の大元にある。
脳幹は、自律神経を司る視床下部の大元に位置しており関連が強いことから、非回転性のめまいの原因はほぼ自律神経失調症であるといわれています。
自律神経失調症になると耳鳴り、ふらつきになるのはどうして?

自律神経失調症によるめまい症状は耳鳴りふらつきを伴う場合が多いです。
これはめまいがおこるメカニズムと同じで、交感神経が過剰に働きすぎたことによる血流不足が原因です。
自律神経失調症で耳鳴りが起きる原因

蝸牛(かぎゅう)への血流が不足すると耳鳴り症状になります。

耳鳴りが進行すると難聴を伴う場合があるので注意が必要です。
自律神経失調症でふらつきが起きる原因

前庭神経(ぜんていしんけい)への血流が不足するとふらつき症状がでます。
自律神経失調症によるめまいの改善方法4つ
自律神経失調症の改善方法は交感神経と副交感神経のバランスを元通りにもどすということが原則です。
めまいの改善法その1)とにかく休養!

めまいに特化した話ではありませんが、とにかく休んでください!
自律神経失調症が原因であれ、体の歪みであれ、メニエール病であれとにかく根本的な原因はストレスによる疲れであることが大きいのです。

めまいの改善法その2)ストレッチ
このように頸や肩のこりをほぐす体操は手軽にできておススメです。
血流改善のために頸や肩のこりをほぐしましょう!
めまいの改善法その3)体の歪みを直す

2と似ていますが、専門機関の手を借りるのも一つの方法です。
頭蓋骨、顎関節(がくかんせつ)、頸のゆがみが原因であれば整体やカイロプラクティックなどの治療法が有効です。
めまいの改善法その4)投薬療法

メニエール病であれば投薬による治療によりめまいの緩和が期待できます。ただし薬には副作用がつきものなので、できることなら生活リズムの改善や休息することが望ましいです。
自律神経失調症によるめまいは何科を受診したらいいの?
まずは耳鼻咽喉を受診
めまいを感じた場合、まずは耳鼻咽喉科を受診しましょう。三半規管や内耳、中耳は耳鼻咽喉科の専門領域です。
メニエール病など場合によっては他の病気が発見できる可能性もあります。
しかしながら自律神経失調症によるめまい、体の歪みによるめまいの場合耳鼻咽喉科に行っても「異常なし」の診断結果になってしまう場合が往々にしてあります。
次に脳神経外科
それで異常がなかった場合、単なるめまいではなく大きな病気が潜んでいる可能性もあるので脳神経外科を受診するのもいいでしょう。
割合としては少ないものの、脳の炎症、循環障害、脳梗塞の症状としてめまいが起きる場合があります。こういう疾患の場合耳鳴りや難聴はあまりみられません。
整体院、鍼灸院、カイロプラクティックもおススメ

めまいの原因が自律神経失調症である場合、頭蓋骨、顎関節、頸の歪みを改善すれば滞っていた血流がスムーズになる場合が多いのです。
整体院、鍼灸院、カイロプラクティックなどの非西洋医学は悪い部位だけを診るのではなく、全身のバランスを整えることを目的としています。ですから自律神経失調症のように症状が多岐にわたる場合の治療方法として有効です。
まとめ
自律神経失調症とめまいの関係についてまとめました。
- 自律神経失調症によるめまいの場合、交感神経が過剰に働き血流が滞ることが主たる原因で、血流が滞る場所が症状として出てくる。
- 自律神経失調症ではなく他の病気の可能性もあるので、まずは耳鼻咽喉科や脳神経外科を受診してみること!
- それで「異常なし」と診断され、自律神経失調症が原因であれば、根本的な改善方法は休息すること!
- くわえて体の歪みがあれば整体など別の治療法を検討すること!
とにかくゆっくり休んで!気を楽に!これが一番大事です。

はぁ死ぬほど丁寧にまとめたわよー。
じゃあまず二人で仲良く耳鼻咽喉へ行ってらっしゃい。


監修- Editor -
~現代西洋医学とは違った切り口の『代替療法』的視点で情報をお伝えするブログ~
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ぺこ

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