【再発防止】ヘルニア根本治療のカギはリハビリ!治療現場での流れを徹底解説

椎間板ヘルニアにとってのリハビリの意味・目的

障害からの身体能力回復などから社会的復帰まで、いろんな場面、意味で”リハビリ”という言葉が使われます。

ただし、ヘルニア患者にとってのリハビリとは…、

  1. 体幹(胴体の筋肉)を強化し、椎間板に負担のかからない身体を作り上げる。
  2. 椎間板に負担のかからない動作を知り身につけること。

これがヘルニアにおけるリハビリの意味・目的です。

 

手術しただけでは、根本的治療にならない?

ヘルニアの手術とは、飛び出した椎間板を切り取ったり、レーザーで強制的に引っ込めたりするものです。現状悪いところだけを治すという、言わば対処療法であり根本的治療ではありません。

ヘルニアの手術については、以下の記事で詳しく解説しています。↓↓
4つの椎間板ヘルニア手術法!それぞれの特徴から気になる費用までを徹底解説

 

ですから手術でヘルニア部分が無くなったとしても、変わらず椎間板に負担がかかる生活をしていてはまた再発してしまう…なんていう可能性は多々あります。なので、再発を防ぐ根本的治療が必要となります。それがリハビリなのです。

それではこれから、急性期(痛くて身動きが取れない!という状態)や、手術直後を過ぎたあと、じっさいに治療現場で行われているリハビリの流れを5つの段階に分けてご紹介していきます!

 

段階1.ヘルニアの痛みが激しいとき、手術直後はまず安静に

ヘルニアの急性期のときは、まずはやはり安静が第一

無理をすると症状が悪化する恐れもあります。また手術直後も同様です。ヘルニアの一般的な手術法『LOVE法』では、背中を4〜5cmほど切開するため、術後は傷の痛みがあり2〜3日までは起き上がれません。

ただ、安静にしているぶん筋肉はどうしても衰えていくもの。そこで症状や手術後の痛みが治まったら、なるべく早くリハビリを開始することが大切です。

 

段階2.寝返り

急性期の症状が治まったころや、手術のあと最初におこなうリハビリは、左右に腰を動かすこと。ベッドの上で“寝返り”をうつ。という動作を行います。

ただ、ふつうの寝返りとは違うところがひとつだけ!

今できるかたは、何も考えずにふだん通り寝返りをうってみてください‥。いかがでしょう?まず上半身が横に倒れて、下半身がそれに付いていく。という動きではないでしょうか?

通常の寝返り。胴体がねじれています

通常の寝返り。胴体がねじれています

この上半身だけが倒れているとき、腰がねじられた状態になっていますがこれが問題。この状態のころに腰をねじったりひねったりする動きをすると、ヘルニアが悪化する恐れがあるのです。

そこで指導のもと、上半身と下半身を同時に倒す。という動作を覚えて寝返りによるリハビリをまず行います。

リハビリにおいての寝返り動作

リハビリにおいての寝返り動作

段階3.上半身を起こし、腹式呼吸

上半身が起こせるようになったら、腹式呼吸トレーニングを行います。

姿勢を維持する4つの筋肉「インナーユニット」を無理なく刺激し、鍛えてくれるのが腹式呼吸だからです。逆を言うと、このインナーユニットが衰えると背骨を支えきれなくなってしまいます。そのぶん椎間板に負荷がかかるためヘルニアの原因にもなってしまうんですね。

腹式呼吸のやりかた

腹式呼吸は、慣れれば簡単ですが感覚をつかむまではちょっと難しいかも知れません。4つのステップに分けてやりかたを紹介しますので試してみてください。

  1. 立ってリラックスした状態で、まずは息をゆっくりと全部吐ききる
  2. 鼻から息を吸う。吐ききったぶん身体が自然と吸い込むのに任せる。お腹が膨れていく感覚が掴める。
  3. 息を2秒ほど止めてから、また吐き切りお腹が凹む感覚を得る。
  4. 吐ききったらまた2秒ほど息を止めてから、また自然に任せて息を吸い込む。

「まず吐き切ってから吸う」ことでお腹が凹み、膨らむ感覚がつかめると思います。

 

段階4.立ち上がってみよう

続いては立ち上がる動作です。最初はものに掴まったり、サポーターなどを着用して腰にかかる負担を分散させながら決して無理をせず立ち上がれるようにしていきます。

このあたりから、痛みを感じない範囲でゆっくりと身体を左右にねじる運動をおこないます。

なお、やっと立ち上がれるようになるとつい「う〜ん」と身体を後ろに反らして伸びをしたくなりますが、これは禁物。前後に伸ばす運動は椎間板を圧迫してしまいます。

 

段階5.歩いてみよう

ここまで来て、いよいよ歩く段階。そしてヘルニアのリハビリに最適なのはウォーキング。とも言われています。

まずは室内をウロウロすることから始めましょう。痛みが生じるようなら無理をせず、腰痛ベルトの使用や、腰への負担が軽い水中歩行から行ったりもします。慣れてきたらやっと外を散歩するなどして、ウォーキングによるリハビリを行います。

さてそこで、ウォーキングのさい気をつけたいポイントを2つご紹介します。ここをおさえることで身体への負担やリハビリ効果が全く違ってくる、大切なポイントなんですね。

歩く時の注意点 その1.姿勢

背筋を伸ばし、かかとから着地してつま先で蹴る正しい姿勢で歩くことで初めて、背骨を支える腹筋背筋が鍛えられます。

歩く時の注意点その2.環境

靴は安物で済まさず、衝撃をきちんと吸収してくれるものを選びましょう。また、なるべく固いアスファルトは避け、芝生などの柔らかい地面になっている環境でのウォーキングがベストです。

ジョギングは椎間板に大きな負担をかけるため危険ですので、あくまでウォーキングにとどめます。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?もちろん実際は経過を見ながら専門家の指導のもと行われますが、このように段階を踏んでリハビリは進めていきます。

この記事で得た情報が、あなたがより安心して治療にのぞめる手助けになれたら幸いです。

 

The following two tabs change content below.
竹本 政和
竹本 政和(たけもと まさかず)1977年3月15日生まれ 東京都出身 埼玉県川口市東川口にある「東川口まるか腰痛整体院」院長。 大手整体院勤務後、NSCA認定パーソナルトレーナーとしてのトレーナー経験と、自分自身の腰痛、ヘルニア、坐骨神経痛を克服した経験を活かし、股関節に着目した「ストレッチ・関節調整」「体幹トレーニング」「セルフケア」の3つのアプローチで数多くの腰痛患者に信頼され、繁盛治療院を作り上げた「トレーナー整体師」
ホームページはこちら⇒『東川口まるか腰痛整体院』

掲載記事は個人的な考え見解です。また事例や体験談も個人の感想によるものでいずれも万人への効果、変化を保証するものでないことご理解ください。

取り扱い時は医師または専門医にご相談するなどして各自でご判断ください









コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

*

ABOUTこの記事をかいた人

竹本 政和

竹本 政和(たけもと まさかず)1977年3月15日生まれ 東京都出身 埼玉県川口市東川口にある「東川口まるか腰痛整体院」院長。 大手整体院勤務後、NSCA認定パーソナルトレーナーとしてのトレーナー経験と、自分自身の腰痛、ヘルニア、坐骨神経痛を克服した経験を活かし、股関節に着目した「ストレッチ・関節調整」「体幹トレーニング」「セルフケア」の3つのアプローチで数多くの腰痛患者に信頼され、繁盛治療院を作り上げた「トレーナー整体師」
ホームページはこちら⇒『東川口まるか腰痛整体院』