【何するんだろう?】椎間板ヘルニアの検査法!特徴から費用、保険は適用?までを解説

なんだか腰が痛いのがずーっと治らないし、ふくらはぎまで痛いっていう坐骨神経痛まで出てきた‥。これって『椎間板ヘルニア』じゃないのかな?病院で診てもらったほうが良いかも。なにか検査とか必要なんだろうか?

‥とご心配されているあなたへ。

 

慢性腰痛や坐骨神経痛の原因はさまざまなものがありますが、そのなかでも代表的なのが『椎間板ヘルニア』です。

原因によって症状の特徴や、もちろん治療法も違うため、まずは原因を医療機関で突き止めなければいけません。では医療現場では、どんなことが行われているのでしょうか?

この記事では、ヘルニアの検査にはどんなものがあるのか?それぞれどんな特徴があり、健康保険は効くのか?けっきょくいくらかかるのか?などをご紹介します!

 

そもそも、椎間板ヘルニアとは?

人間の背骨を構成するのは、ブロックのようにタテに積み重なった『椎骨 ついこつ』という骨たち。

椎骨のイメージ

椎骨のイメージ

この椎骨たちの間には椎間板というクッションが挟まっています。

椎間板は軟骨の一種で弾力性がありますが、よくない姿勢などで過度な負荷がかかると、耐えきれず潰れて飛び出してしまうんです。すると飛び出した椎間板が、すぐとなりの神経を圧迫して傷つけてしまう。

すると足腰に痛みやしびれが起こる。これが椎間板ヘルニアです。

ヘルニアについてさらに詳しくはこちら→子供でもわかる『椎間板ヘルニアとは何なのか?』仕組みから症状、原因を徹底解説!

まず最初に。何科を受診すれば良いの?

病院で診てもらうといっても、いったい何科にかかれば良いんだろう‥?あなたは分かりますでしょうか。

ヘルニアが疑われる腰痛の場合は『整形外科』に行きましょう。整形外科とは、骨や筋肉、神経などの“運動器”を治療する分野です。

ちなみに。『形成外科』っていうのもあるけど、そっちは違うの?

整形外科と形成外科。名前も似てますし、何が違うのかじつはよく知らなかったりするものです。

整形外科が“運動器”の治療を担当するのに対して、形成外科はたとえばヤケドをした皮膚の移植や生まれつきの奇形など、からだの“外見”を治療する分野。椎間板ヘルニアは骨、神経にかかわる病気なので、整形外科が担当になるんですね。

 

ではヘルニアの検査、どんな方法がある?

検査その1.SRLテスト

問診「足腰のどのあたりが痛みますか?」「便秘は無いですか?」などに加え、まず最初におこなわれるのは『SRLテスト』。

略さず言うと『ストレート・レッグ・ライジング テスト』。脚をまっすぐに上げてみるだけでヘルニアか別の病気かを診断できる、器具も使わない簡単かつ確実性の高いテストです。

こんなふうに行います

あおむけに寝たまま、医師が脚を片方ずつ持ち上げます。

足を持ち上げる様子

するとヘルニアの場合、この体勢では椎間板がより圧迫されて足腰の強い痛みやしびれ=坐骨神経痛の症状が起こります。

70°まで上げてみて痛みが出るならヘルニアの可能性が大きいです。重い人は30°程度でも痛くてそれ以上上げることができません。
ふだん坐骨神経痛のあるかたで、このテストで痛みが出るならヘルニアの疑い。なんともない場合は脊柱管狭窄症など、別の原因が考えられます。

まず初診では問診、このSLRテストに加え、レントゲンを撮影して背骨の状態を見ることが多いです。

そのうえで症状が重い時や、医師の判断でさらに詳細な検査を行うことがあります。一体どんなことをするのでしょうか?これから解説していきます。

 

検査その2.MRI検査

ヘルニアの詳しい状態を見るには、外から見ただけでは不十分ですから体内を撮影して確認する“画像検査”が必要になります。

ただ、もっともメジャーな画像検査である『レントゲン』では、写せるのは骨だけです。椎間板や神経などの状態は分かりません。これを知るのにMRI検査というのを行います。

「こないだ検査でさ〜、MRI撮ってきたんだよ」なんて聞いたことはないでしょうか。身体のさまざまな器官が写せますので、ヘルニア以外にも脳や内臓の検査などで利用されています。

どんな検査なの?

MRIとは大きな磁石でできた筒の中に横になって入ることで、体内が撮影できる機械です。神経や筋肉、椎間板などの状態が写るので、ほぼ確実にヘルニアの状態、どこの椎間板がどのようにヘルニアになっているのか?が診断できるんですね。

検査のとき患者は寝ているだけですが、時間は20〜40分ほどかかり、工事現場のような機械音がずっと鳴り続けます。万一、気分が悪くなったときなどはブザーやマイクを通してスタッフに知らせることができるので安心です。

 

検査その3.造影検査

手術を検討するときなど更に詳しい状態を診るときには、この造影検査がおこなわれます。造影剤という薬剤を注射したうえでX線で撮影、ヘルニアの状態を診断するものです。

造影剤ってなに?

造影剤とは、画像検査のときに見たい箇所をはっきり写りやすくするための薬剤のことで、メジャーなものでは胃の検査のときに飲むバリウムがありますね。

ヘルニアの検査の場合は、背中に注射して神経の通り道に造影剤を流し込み撮影します。すると神経が圧迫されている箇所では造影剤がうまく流れず途切れて写りますから、そこにヘルニアが起きていることが分かるのです。

どんなとき必要?MRIだけじゃダメなの?

MRIはただ寝ているだけで薬剤を流し込んだりもしませんし、身体になんの影響もありません。それでいて鮮明に椎間板の状態も写してくれます。しかし、ずっと仰向けの姿勢でいなければいけないため“その姿勢での椎間板の状態”しか分かりません。

対して造影剤を使った検査はいろんな姿勢をとって撮影ができるため、どれだけ神経が圧迫されているかという度合いなど、より詳しい情報が得られるのです。そのため重症の場合の手術法を検討するときなどに、この造影検査がとても有効になるんですね。

 

すぐ帰れるの?費用はどのくらい?

MRIの場合

MRI検査自体は20〜40分ほどで終了し、身体には何の影響もないため日帰りが可能です。
健康保険が適用され、3割負担だと自己負担額が10000円程度です。

造影検査の場合

造影剤が頭部に流れると副作用として頭痛が起きてしまうので、頭を上にして安静に過ごす必要があります。そのため検査後に一泊二日の入院となり、費用は検査・入院合わせて15000円ほど(健康保険の3割負担)となります。

まとめ

いかがだったでしょうか?さいしょにご紹介したSLRテストなんかは自分で行うこともできますが、もちろん自己診断ではなくきちんと医療機関で診てもらうことが大切です。

この記事で得られた情報であなたの不安が軽くなり、早めの検査を受ける足がかりになったら幸いです!

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岩田 義昭
埼玉で整骨院やってます。腰痛・坐骨神経痛の整体をメインに外反母趾・巻き爪矯正にも力を入れてます。足のトラブルから腰の痛みまでトータルでやわらげてあげられるオールマイティな治療家を目指してます。
ホームページはこちら⇒『さいたま外反母趾矯正センター』

掲載記事は個人的な考え見解です。また事例や体験談も個人の感想によるものでいずれも万人への効果、変化を保証するものでないことご理解ください。

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