まさか椎間板ヘルニアで便秘!?排尿・排便障害になる原因と治療について詳しく解説

椎間板ヘルニアといったら腰痛。だけど‥

“腰椎椎間板ヘルニア”。

腰痛、脚の痛みやしびれを引き起こし、坐骨神経痛の主な原因のひとつになります。程度によって「う〜ん、なんか腰痛いな‥」と感じるくらいの軽いものから、痛くて眠れない!歩くこともままならない‥といった日常生活に支障をきたすものまで。ヘルニアと言ったら腰痛。というのが一般的なイメージですね。

しかしこのヘルニアが悪化すると、まれに排尿障害・排便障害という、これまた怖い症状を引き起こすこともあるんです。

具体的には以下のような症状がヘルニアを原因に発症します。

  • 尿漏れ・便失禁
  • 頻尿
  • 尿が出にくい
  • ひどい便秘 など

ヘルニアで失禁?これはなぜなんでしょう?この記事では、椎間板ヘルニアによりこれらの症状が起きる仕組み原因、治療法を紹介していきます。

そもそもヘルニアってどんな病気?仕組みを解説

椎間板ヘルニアとは背骨の病気です。

人間の背骨(脊柱)って、小さい骨たち(椎骨)がまるでブロックが積み重なるように連なって作られてます。この骨たち1つ1つをつないで、また衝撃を吸収し、スムーズに動くための“クッション”の役割をしているのが椎間板。

椎間板1

この椎間板が姿勢の悪さなどによる過度の圧迫、老化によって、つぶれるように飛び出してしまうんですね。すると飛び出した椎間板の先を通っている大切な神経を圧迫。そこから炎症を起こしてしまいます。どの神経がやられたか?によってさまざまな症状が起き、その代表的なものが足腰の痛みやしびれなのです。

椎間板2修正

ヘルニアとは何か?についてさらに詳しくはこちらを参考にしてみてください
子供でもわかる『椎間板ヘルニアとは何なのか?』仕組みから症状、原因を徹底解説!

 

膀胱、大腸の神経がやられてしまう。これが排尿・排便障害の原因

そして、椎間板ヘルニアによる排尿・排便障害の原因は、飛び出した椎間板が膀胱(ぼうこう)、大腸を支配する神経に対して悪さをしてしまうためなんです。

馬尾神経

 

それがこの、馬尾神経(ばびしんけい)と呼ばれる部分です。

背骨の腰部分を通っている神経の束で、排尿・排便の機能に加え、お尻や下半身の運動と感覚機能を支配しているところなんですね。

ですのでこの馬尾神経が強く圧迫され傷つけられることで排尿・排便障害が起きてしまうのです。これら馬尾神経が傷つけられて起きる症状をそのまま“馬尾症状”と呼びます。

 

ちなみに馬尾神経とは、見た目が馬のシッポに似ていることからそう呼ばれます

馬尾症状、具体的にはこういった症状たちです。さきほど挙げた尿漏れ、尿が出にくい‥・、
などのほかにも

  • 足に力が入らない
  • 足の感覚麻痺
  • つま先立ちができない
  • 歩くと足の痛みやしびれが増し、休むと治まる(間欠性跛行 かんけつせいはこう)
  • 男性器障害(インポテンツ・歩行中の勃起)
  • 股間が熱くなったりなどの異常な感覚

などがあります。

場日症状はどうやって検査するのか?:MRI検査をおこなって診断!

「ヘルニアによる馬尾症状か?」を診断するには、問診に加えMRI検査を行うことで分かります。

MRIとは、大きな磁石の機械のなかに入り、磁気の力を使って体内を撮影する検査です。所要時間は20〜40分ほどで人体への影響はありません。撮影された画像から、どれくらい神経が圧迫されているかを調べるのです。

排尿障害の原因、じつはヘルニアではなく膀胱炎だった‥などのケースもあり得ますので、椎間板がどんな状態になっているか?をこのMRI検査で確認することができるんですね。

馬尾症状が出てしまったら手術が必要

椎間板ヘルニアの治療は、まず“保存治療”が第一

保存治療とは手術をしない治療法で、コルセットの着用や生活習慣の見直しで腰の負担を軽減してあげるのが基本です。また、薬やブロック注射で炎症を抑えたり、湿布を使った温熱療法などを行います。じつはこれで9割がたの患者さんが症状改善できると言われているんですね。

少し昔は「ヘルニアと言ったら手術」が一般的でしたが、今では手術を行うのは1割以下。「保存療法が原則で、手術は重症のときの最終手段」です。

 

しかし、排尿障害・排便障害が出てしまったヘルニアはまさに重症状態。
この最終手段、手術が必要になります。馬尾症状が現れてしまうと保存療法で治る見込みは低く、放置すると後遺症が残ったり、寿命が縮んでしまうこともあるのです。

 

“LOVE法”というオーソドックスな手術を行います

馬尾症状が現れてしまったとき行われるのはLOVE(ラブ)法と呼ばれる手術です。椎間板ヘルニア治療のもっともオーソドックスな手術法であり保険が適用され、検査〜入院含めて10万円程度の費用となります。全国の医療機関で受けられますよ。

手術の方法は全身麻酔のもと5cmほど背中にメスを入れ、飛び出した椎間板を切除するもので、30分〜1時間くらいの手術となります。

術後1〜2日は安静に。以後、経過を見たりリハビリを行うのに2週間前後の入院が一般的です。退院後、通院リハビリを行い、お仕事されてるかたが職場に完全復帰するのに手術から4週間ほどかかることが多いです。安全・確実である、椎間板ヘルニアにおいては基本的な手術と言われています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?こういった下半身の症状はどうしてもデリケートなことですから、恥ずかしい。なかなか言いづらい‥など、相談・病院に行くにも抵抗があるかも知れません。

しかし今回ご紹介した馬尾症状は、ヘルニアのなかでも重度のものであり、早急な治療が必要とされます。

この記事の情報で少しでもあなたの不安が軽減され、治療・改善の手助けになれたら幸いです。

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岩田 義昭
埼玉で整骨院やってます。腰痛・坐骨神経痛の整体をメインに外反母趾・巻き爪矯正にも力を入れてます。足のトラブルから腰の痛みまでトータルでやわらげてあげられるオールマイティな治療家を目指してます。
ホームページはこちら⇒『さいたま外反母趾矯正センター』

掲載記事は個人的な考え見解です。また事例や体験談も個人の感想によるものでいずれも万人への効果、変化を保証するものでないことご理解ください。

取り扱い時は医師または専門医にご相談するなどして各自でご判断ください









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