【発表】外反母趾の5大原因!実は靴のせいだけじゃないんです

アイキャッチ

なぜ外反母趾になってしまうの?原因は何?

当院のクライアントさんの話を聞くと、年配の人ほど「若い頃おしゃれや仕事で履いていた靴のせいで、外反母趾になったんだ」と思っている割合が高いです。

若い人は子供の頃から外反母趾だった人が多いせいか「外反母趾は遺伝」すると思っているようです。

どちらも間違いではないのですが、外反母趾の原因は靴や遺伝だけではなく、いろんな要因が重なって起こります

例えば、外反母趾の方の兄弟がみな外反母趾であるとは限りませんし、ハイヒールを履いている女性が全員外反母趾かというと、そんなことはありませんよね。

今回は、外反母趾の原因を正しく理解してもらい、外反母趾にならないため、あるいは今以上悪化させないためのにできる対策をお話します。

こんなにある!外反母趾の原因

外反母趾の原因には諸説ありますが、僕の考えではおおよそ次の5つぐらいになると思います

  1. 歩き方
  2. 姿勢
  3. 運動不足
  4. 遺伝

このほかに、慢性関節リウマチなどの病気によって関節が破壊されて起こるものもありますが、これは自分で対処のしようがないのでここでは取り上げません。

原因1.最も重要なのは歩き方

意外に思われるかもしれませんが、外反母趾の原因のうち最も影響が大きいのが、歩き方なんです

現代の日本人は靴を履く生活をしているため、足の裏の筋肉をあまり使わない歩き方をしがちです。足裏の筋力が衰えている方が多く、そのことが外反母趾と大きく関わってきます。

足裏には縦方向に2本、横方向に1本のアーチ構造があって、歩行時の着地の際に受ける衝撃を吸収したり、推進力を生み出すバネの役割を果たしたりしてします。

足弓

 

このうち特に横方向のアーチを支える力が弱くなると、足指の根元が横に広がって幅広の足になります。指には曲げたり伸ばしたりするための筋肉や腱がついているため、根元が広がっても、それに合わせて指先が広がることはありません。

指先だけはそのままの位置にとどまり、結果として指先が体の外側を向く外反母趾になっていくのです。

足指の根本が横に広がる

でも指先は広がらない

結果、指先がそのままの位置にとどまり外反母趾になる

 

こんな歩き方はNG!外反母趾の原因になる歩き方

こんな歩き方をしていると、外反母趾になりやすいという歩き方を以下に紹介します。

もしも今こんな歩き方をしているなら、注意してください。

 

  1. 足の裏側の筋肉をあまり使わない歩き方

    ↓ 指先を浮かせたまま根元だけをついて歩く「指上げ歩き」
    指先上げ歩き

    ↓ 指先を靴の中で曲げたまま歩く「ハンマートゥ」
    指上げ歩き

  2. 力の方向が、関節の運動軸からずれている歩き方

    ↓ つま先が外側を向く「外股歩き
    外股

    ↓ つま先が内側に向く「内股歩き
    内また

  3. 1.2の組合せ

[対策]

歩き方が巻き爪の原因に?巻き爪に良い歩き方と悪い歩き方を解説』の歩き方を参考に正しい歩き方を身につけましょう。

 

原因2.姿勢(立ち方や座り方)が原因になることも

普段の姿勢が外反母趾の原因になっていることもあります。

こんな姿勢が外反母趾の原因

普通に立っていてもあまり指先が地面についておらず、気がつくと指先を少し浮かせている人を見かけますが、大抵外反母趾になっています。
つま先上がり

そういう人は座っていても、無意識でつま先立ちのように指先を反らせた形でかかとを浮かせていたりします。
さらに猫背であったり、片方に体が傾くくせがあることが多いですね。
猫背

かかとに重心が偏っていると後ろに倒れないように、自然と上体が前に傾き結果として猫背になっているケースです。

足の重心が左右で均等でないとそれを修正するために体がどちらかに傾いたりねじれたりします。

[対策]

日頃から、正しい立ち方を心掛けましょう。

  • 足の第2趾のつけ根(第3趾側)と足首の中央を結ぶ直線が平行になるように立ちます。
  • 両足の間隔は、拳が横に余裕で入るくらいの長さで。
  • 膝、股関節をまっすぐに伸ばし、横から見たときに、くるぶし、膝関節、股関節、肩関節、耳が垂直に並ぶようにします。
    負担が少ない姿勢
    理想の姿勢

家で毎日5分間でいいので、上記の姿勢をして(背中を壁につけるとまっすぐになります)じっと立つ練習をしてみて下さい。

また、電車待ちや歯磨きのときなどじっと立っている時は自然にこの立ち方になるよう習慣づけしましょう。

⇒正しい立ち方は『辛い腰痛を今すぐ簡単に緩和するための5つの方法!【画像解説付き】』の5番で解説しています。

 

原因3.運動不足も外反母趾の遠因に

あまり運動をしない方、痩せていたのに急に太って体重が増えてしまった方にも外反母趾が多く見られます

アーチを支える筋力の低下が原因

普段運動をしない方、あまり歩かない職業の方は当然筋力も低下しており、とりわけ足底部の筋肉が衰えます。そうすると歩き方のところで説明したように足裏のアーチ構造が支えられなくなってしまします。

また、運動をともなわない体重の増加は、負担だけが増えるので相対的に筋力不足の状態を作ります。なので、同様に正しいアーチ構造の維持が難しくなります。

[対策]

足裏の筋力を鍛える運動を意識的にするようにします。
人前で靴を脱ぎたくない…。片足だけが外反母趾になってしまった時の対処法のゴルフボール体操を毎日やってみてください。土踏まずがしっかりとできますよ^^。

 

原因4.やっぱり靴は外反母趾の大きな原因

足の形に合わない靴を履くことは、やはり外反母趾を引き起こす大きな原因になります。

こんな靴が外反母趾の原因

  1. かかとの高い靴
    ハイヒール
    まずは、ハイヒールなどかかとが高く足先が反ってしまう靴。つま先をあまり使わず、指の付け根に無理な負担がかかりやすいため外反母趾の原因の原因に。指の付け根の裏側に硬いタコが出来ていたり、関節の骨が大きくなっているケースが多く見られます。
  2. 先の細いとがった靴
    ハイヒール
    先の細いとがった靴は関節を不自然に曲げた状態での歩行を強制するするため原因になります。サイズの合わない小さめの靴を履くことも同様です。
  3. 幅が広すぎる靴
    幅広のくつ
    ここまではなんとなく想像できますが、幅が広すぎる靴も外反母趾を引き起こす原因になると言ったら意外に思われるかも知れません。しかし、あまり横幅に余裕がありすぎても靴の中で足が左右に動いてしまうため、無意識に指先を曲げてしまいます。これがハンマートゥの原因になります。

 

[対策]

見た目も大事ですが、ある程度の妥協は必要になると思います。
合わない靴をはいて変な歩き方をするより、ちゃんと自分の足にあった靴を履いて颯爽と歩く姿の方がずっとキレイに見えます^^。

大きすぎず小さすぎず、足の幅はキツすぎない程度にぴったりしていて、つま先が適度に柔軟でかかとの高すぎない靴、こんな靴が理想です。

 

原因5.遺伝的に外反母趾になりやすい足の形も

若い頃から、外反母趾になった方はもともとそうなりやすい足の形を親から受け継いでいることが多いです。

こんな足の形が外反母趾の原因

足の形には大きく分けて3種類あるといわれています。
それぞれ、足にあった靴を履かないと足のトラブルに見舞われる確率が高まりますので、おしゃれも大切ですが、健康を考えるならそれぞれにあった靴選びをしましょう。

    1. エジプト型母趾が第2趾よりも長いタイプで日本人の7~8割がこれに当たります。
      このタイプの方が先の細い靴を履くと母趾が外側に押されるため、外反母趾になりやすいといわれています。
      足に合う靴の形は、母趾を頂点として小趾側が短くなるようにカーブを描くオブリークタイプ
    2. ギリシャ型
      母趾よりも第2趾が長いタイプで西洋人に多く、日本人では全体の2割くらいです。
      このタイプは指先が靴に当たるため、指先を曲げたハンマートゥ変形になる可能性があります。
      足に合う靴の形は、第2(または3)趾を頂点に対称的なカーブを描くラウンドタイプ
    3. スクエア型
      母趾、第2趾、第3趾の長さがほぼ同じで日本人では全体の5%くらいと最も少ないタイプです。
      このタイプの方にはあまり外反母趾は見られません。
      足に合う靴の形はつま先がフラットになっているスクエア(フレンチ)タイプ

[対策]

下の表を参考に足にあった靴を履くようにしましょう。

足の形 エジプト型 ギリシャ型 スクエア型
合う靴 オブリークタイプ ラウンドタイプ スクエア(フレンチ)タイプ
エジプト
ギリシャ
スクウェア

 

まとめ

外反母趾になる原因は、いくつもあって、どれかひとつだけというより、複数の原因が重なって起こります。

自分がどれにあてはまるのかをしっかりと把握して、それに対する対策をちゃんとやれば、外反母趾の発症や悪化を防ぐことができます。

 

■参考サイト

■参考書籍

  • かんたんストレッチで外反母趾・巻き爪が治る本 山田光敏(著) PHP研究所
  • カラー図解 人体の正常構造と機能 全10巻縮刷版 坂井 建雄(著) 日本医事新報社
The following two tabs change content below.
岩田 義昭
埼玉で整骨院やってます。腰痛・坐骨神経痛の整体をメインに外反母趾・巻き爪矯正にも力を入れてます。足のトラブルから腰の痛みまでトータルでやわらげてあげられるオールマイティな治療家を目指してます。
ホームページはこちら⇒『さいたま外反母趾矯正センター』

掲載記事は個人的な考え見解です。また事例や体験談も個人の感想によるものでいずれも万人への効果、変化を保証するものでないことご理解ください。

取り扱い時は医師または専門医にご相談するなどして各自でご判断ください