「あ、膝が痛い」腸脛靱帯炎とはランナー膝のことだ。症状と原因を解説しておこう。

この数字は、日本でブームになっているあるスポーツのイベントに関する数字です。

そのイベントは、今年で10回を数え風物詩といっても過言ではない位のイベントになってきています。

さて、そのイベントとは一体何でしょうか?

正解は、

です。

毎年、この時期になると事前申込が開始されます。東京マラソン2017は、8月1日(月)~8月31日(水)に、以下のサイトから応募が可能です。

tokyo_marathon_2017

 

更に、次の数字は一体何の数字か分かりますか?

1069

この数字は、東京マラソンも関係のある数字です。

もちろん、マラソンがばりばり関係があります。

では、正解です。

この数字は、RUNNETという日本最大級の走る仲間のランニングポータルサイトに登録されていたマラソン大会の数です(2016/07/9現在)。

runners_knee_01

日本の津々浦々ではほぼ毎週マラソン大会が開催されているようなんですが、こんなにも登録されているとは驚きでした。

今日は、マラソンランナーの実に6割が経験すると言われている腸脛靱帯炎(ちょうけいじんたいえん)について紹介をしていきます。

 

腸脛靱帯炎とはランナー膝の事です

腸脛靱帯炎(ちょうけいじんたいえん)と聞いて、直ぐに患部が思うつく人は早々いないはずです。何せ、「腸」という文字が使われているので、内臓系?と思う人がいるかもしれません。しかし、内臓とは一切関係はありません。

腸脛靱帯(ちょうけいじんたい)は、太ももの外側にある靱帯で、膝の外側を通って脛骨(けいこつ)の外側に付着しています。

腸脛靱帯炎は、馴染みのある言葉ではありませんがランナー膝と言えば、ピンとくる人も多いでしょう。

腸脛靱帯炎は、ジョギングやマラソンなど膝の曲げ伸ばし運動によって靱帯が炎症を起こし、膝の外側などに激しい痛みが発症します。

runners_knee_02

特にランナーに多く発症する事から、ランナー膝・ランナーズニーと呼ばれています

陸上選手によく見られる慢性的なスポーツ障害として知られています。

 

腸脛靱帯炎・ランナー膝とは

膝を伸ばしたり曲げたりする屈伸運動をする際、膝関節の外側2~3センチ上の部分にある大腿骨外側上顆(だいたいこつがいそくじょうか)という骨の出っ張りが前方または後方に移動します。

この時、腸脛靱帯と大腿骨外側上顆が摩擦を起こし、炎症が発生し外側の膝が痛みを感じるようになります。

これが腸脛靱帯炎、つまりランナー膝です。

膝

 

腸脛靱帯炎は、前述の通りマラソンランナーのような長距離を走る人や、サッカーやバスケットボールなど走行距離が長く激しいスポーツをする選手などによく見られます。

近年のランニングブームで市民ランナーが症状を訴えいるケースも増えてきています。

特に次にような人は注意が必要です。

  • O脚(ガニ股)
  • 走行フォームで足の外側に退場を受ける癖のある人
  • 膝関節の変形が進んで膝が不安定になっている人
  • 体重による負荷が身体の外側にかかる人

 

腸脛靱帯炎・ランナー膝の症状

次の様な症状があれば、腸脛靱帯炎の可能性があります。

  • ランニング中、膝の外側2~3センチ位の場所に痛みを感じる
  • 階段の昇降時に膝に痛みを感じる
  • 下り坂を走ると痛みが増すことがある
  • 膝を曲げ伸ばしすると一定のところで痛みが出る
  • 膝を動かすと音が鳴る
  • 一度痛みが出ても、休むとある程度痛みがひいている

腸脛靱帯炎は、初期の段階ではスポーツや運動をしたときだけに痛みが出て、休息をとると和らいだりします。そして、そのまま運動を続けていくと痛みが強くなり、休息をとっても痛みが和らがなくなっていきます。

腸脛靱帯炎の症状は大きく分けて3つの段階があります。

腸脛靱帯炎の第一段階

ランニングの走り始めに痛みがあらわれます。痛みの強さはあまり強くないため、走り続けることが可能です。また、走り続けていると痛みは軽減、消失していきます。

準備体操やストレッチなどをせず、いきなり走り出すと起きやすい症状です。

この状態でランニングを中止して安静にする人はほとんどいません。しかし、腸脛靱帯に負荷をかけていることには間違いありませんので、やがて痛みで数キロ程度しか走れない状態になります。

腸脛靱帯炎の第二段階

走っている途中で痛みが現れます。走る距離を急に伸ばした時や、運動強度を上げたときに起きやすい症状です。ほとんどの場合、走るのを止めると痛みも止まります。

しかし、次第に走るのを休んでも痛みが取れなくなっていきます。個人差はありますが、4~5キロくらいから痛み始め、10~20キロ以上走ると痛みで走れなくなります。走った当日は、階段の登り降りに強い痛みを感じ、痛めている足を前に出すのがつらくなってしまいます。

が、翌日か翌々日には、日常生活で痛みを感じなくなります。

腸脛靱帯炎の第三段階

歩いている時や階段の登り降り等、日常生活でも常に痛みを感じるようになります。痛みで普通に歩けなかったり、床に足がつくだけで痛みを感じます。更に症状が酷くなると、痛みで膝の曲げ伸ばしが出来なくなります。

 

腸脛靱帯炎の症状一覧表

段階 症状
第一段階 ランニング中に痛みを感じるが、走るのを止めると痛みは消える
第二段階 マラソン中に痛みを感じる
第三段階 日常生活に支障がでる

 

 

腸脛靱帯炎・ランナー膝の原因

腸脛靱帯炎の原因は、一言で言えば「走るから」です。

しかし、同じように走っても腸脛靱帯炎になるランナーもいれば、ならないランナーもいるわけです。その違いを見ていきます。

腸脛靱帯炎の原因 その1 オーバーユース(使い過ぎ)

腸脛靱帯炎になる最も大きな原因が「オーバーユース」、つまり「使い過ぎ」です。

トレーニングの負荷が大きすぎたり、急に長い距離を走ったり、普段やり慣れない登山をしたり、膝に対する負荷がかかってくると症状が出てきます。

初めは運動後に痛みがでる程度ですが、次第に運動中にも痛みが出てくるようになります。そして、酷くなると痛くて運動が出来なくなり、最悪の場合靱帯や腱をを断裂する可能性もあります。

腸脛靱帯炎の原因 その2 走行フォームが悪い

腸脛靱帯炎になると、膝の外側に痛みが出ます。その原因には「ランニング時のフォームのクセにもある」と言われています。

体重が身体の外側にかかるような走り方をしていると、腸脛靱帯炎になりやすいのです。

腸脛靱帯炎の原因 その3 O脚(ガニ股)

前述の「走行フォームが悪い」でも触れましたが、体重が身体の外側にかかるような走り方をしていると腸脛靱帯炎になります。

体重が身体の外側にかかりやすいという点では、O脚(ガニ股)も腸脛靱帯炎の原因になります。

腸脛靱帯炎の原因 その4 走行環境

腸脛靱帯炎はランナー膝と言われているくらいですから、ランニング時の走行環境も原因になり得ます。ランニングする場所が、アスファルトなど固い路面、下り坂が多い、でこぼこのある路面、トラックをひたすら周回する、カーブが連続するコースなどを走行する場合にも注意が必要です。

腸脛靱帯炎の原因 その5 シューズ

一般的なランニングシューズは踵(かかと)で着地することを想定して作られています。踵部分にクッション材を厚めに装備しています。走るとき多くの人は、踵から着地します。

しかし、同じシューズを長期間使用していると踵がすり減り衝撃の吸収具合が変わってきます。シューズは踵がすり減ったらなるべく早めに買い換える必要があります。

 

日常生活でランニングや運動をしている人は上記の原因を意識して、腸脛靱帯炎の予防に努めてください。

 

腸脛靱帯炎のまとめ

では、最後に「腸脛靱帯炎」のまとめを紹介しておきます。

腸脛靱帯炎とは

腸脛靱帯炎は、ランナー膝・ランナーズニーとも呼ばれています。

膝の外側上部に痛みを感じます。

腸脛靱帯炎の症状

初期の頃は、膝の痛みを感じてもそのまま運動する事が出来ますが、次第に運動を止めないと痛みがひかなくなります。

症状がすすんで行くと、日常成果にも影響が出てきます。

腸脛靱帯炎の原因

腸脛靱帯炎の主な原因は「走るから」です。

その際、走りすぎ、走るフォーム、ガニ股、走行環境、シューズなど様々な要因が原因となり得ます。

 

 

 

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阿部 英雄
鍼灸マッサージ師の国家資格とスポーツトレーナー資格を有する私が、医学博士・薬学博士にも支持されるスポーツ整体の治療院を行なっております。体の悩み解決やセルフケアなど役立つ情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。  
ホームページはこちら⇒『英気整体院』

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