不妊症がなぜこんなに辛いの?その原因を「4つの苦痛」から探ってみた【実体験あり】

帽子をかぶる赤ちゃん 

子供が欲しいのになかなかできない、病院で不妊症検査や不妊症治療をする、など芸能人がテレビで話すようになり、だいぶ認知度の高い言葉になりましたが、まだまだ世間的には理解しがたいことが多いようです。また、不妊症治療は痛いという話も…。

不妊症になると何が辛いのか4つのキーワードで説明しましょう。

 

1.身体的苦痛

採血や自己注射

不妊症検査のひとつに「ホルモン検査」があります。ホルモン検査は治療中でも何度も測定をします。また、卵胞を育てるための自己注射は毎日のように自分でお腹に注射をします。注射は苦手な人がほとんどです。そのため、苦痛に感じるのです。

子宮、卵巣の痛み

妊娠検査

不妊症検査で痛いと有名なのが「卵管造影検査」です。

この検査は、子宮の中に造影剤を入れ子宮や卵管・卵巣を診るのですが、卵管が詰まっていたり狭くなっていると造影剤が通るときに痛みを感じます。そのため、麻酔や座薬を使う病院もあるほどです。

また、体外受精では、子宮に細長い針を刺して卵巣から卵を取り出す「採卵」があります。この時も、麻酔をするほどですので身体への負担は大きいです。

さらに、通院のたびにある「内診(経膣超音波)」も苦痛と感じる人もいます。

投薬によるだるさ

不妊症治療には、ホルモンを補充するような薬が多いので、副作用で倦怠感や膨満感などがあります。

 

2.時間的苦痛

年齢

妊娠にはリミットがあること。

今は、晩婚化により妊娠する年齢も上がってきていますが、妊娠できる年齢は今も昔も変わっていません。さらに、妊娠は性交渉すればできるわけではなく、排卵時期のみであるため、1年で妊娠できる回数は、約12回です。そのため、妊娠のチャンスは意外と少ないのです。

通院スケジュール

女性の社会進出が増えている今、不妊症治療と仕事を両立させている女性は多いですが、不妊症治療は頻繁に通院をしなければならず、仕事を休む、遅刻・早退する必要も出てきます。何時でも良いわけではなく〇日と決まっている不妊症治療のため、まだまだ理解されない職場も多く、仕事との両立が難しく辞めてしまう人も多いのが現状です。

通院そのもの

不妊症治療専門の病院は、どこも混んでいます

そのため、「1日病院にいた」「待ち時間が3時間」などは良く聞く話です。その待っている時間が苦痛と感じる人も少なくありません。

 

3.経済的苦痛

不妊症 治療費 期間

グラフ引用元URL http://news.mynavi.jp/news/2012/06/01/042/

不妊症検査や治療には、保険が適用されないものも多く、その支払いが苦痛に感じる場合もあります。

費用などについては不妊治療にも様々な種類が!その治療法と内容とはという記事を参考にしてみてください。

不妊症治療は、タイミング法→人工授精→体外受精→顕微授精とステップアップするにつれ費用も高くなります。体外受精や顕微授精は、1回に50万円前後の支払いが生じますが、保険は適用されません。

国から1回の治療につき15万円の助成が出たり(所得制限など条件があります)住んでいる自治体によっては独自の助成をしているところもありますが、それでも自己負担額は、高額になります。そのため、お金が続かなくなり、治療を辞めてしまう場合も多いのです。

 

4.精神的苦痛

一番の苦痛は、精神的苦痛です。身体がだるい、時間に振り回される、貯金がなくなっていくなど・・・全てが心につながっていくのです。

妊娠しない

基礎体温の高温期後半の体温測定時のドキドキが心臓に悪い、気になって眠りが浅くなったりする人が多いのでこの時期のストレスは計り知れません。

そして、『頑張ったのに今月も生理がきた…この頑張りや我慢はいつまで続くのか…』など、自分は女性としての価値はあるのか?このまま永遠と治療を続けるのか?もっと〇〇をすれば良かったのではないか、〇〇をしたからダメだったのではないかなど、自分を責めるようになってしまいます。

ホルモン薬による精神的不安定

不妊症治療中は、ホルモン投薬のために気持ちの浮き沈みがあり、例えば、芸能人の妊娠や出産、友達や同僚の妊娠・出産報告、さらには、街中で見かけた「マタニティーマーク」を付けた女性、などにも羨ましく思ってしまう。心から「おめでとう」と言えなかったり、そんな自分を責めてしまったり…と、不安定な状態になりやすいのです。

 

孤独

「不妊症」や「治療中」であることを、周りに伝えられずにいる人が多いようです。そのため、治療中であることを隠している後ろめたさや治療中の辛いことなどを話すことができずストレスになったり、「子供はまだ?」と聞かれることがストレスになる人もいます。

 

私が辛かったこと

マタニティーマーク

画像引用 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/maternity_mark_riyou/

不妊症を誰にも伝えていない時期

私は、タイミング法→人工授精→体外受精(顕微授精)でやっと授かり、3年間不妊症治療していました。

通院を始めたころは、誰にも「不妊症治療中」を伝えていなかったので、妊娠しないことはもちろん、車で1時間かけて通っていること、パートの仕事をその都度理由をつけて誰かと交代してもらっていること、さらには、病院は産婦人科だったので、妊婦さんを見ることも辛かったです。

そして、1人の親友にだけ不妊症治療をしていることを打ち明けました。親友は「2人目不妊」で同じように治療をしていたからです。ただ、親友には、既に子供が1人いたので、「お互い頑張ろう」と言いながらも「1人いるんだからいいじゃない」という妬みもどこかにありました。この頃はひねくれてました…。

 

主人と母へのカミングアウト

体外受精のため、転院(ステップアップ)してからは、精神的な辛さは自然と少なくなっていました。

治療の理解者として主人に通院するたびに治療の報告・相談したことが大きかったと思います。一緒に治療をしているという支えにもなりました。主人も嫌な顔せず聞いてくれました。また、実家の母に打ち明けたことも大きかったと思います。私たちの両親は、どちらも「赤ちゃんは?」と聞いてはきませんでしたが、待っているだろうなと思っていたので、伝えたことで突っかかっていたものが取れたような感じでした。

注射や採卵、ホルモン投薬などの肉体的苦痛、トータル100万円ほどかかった費用の経済的苦痛、車で2時間超えの通院のため仕事辞めた時間的苦痛はありました。しかし、誰かに辛い気持ちを相談し精神的苦痛を減らすことで、通院は全く苦痛に感じませんでした

 

最後に

不妊症治療中は、人を羨ましく思ったり妬ましく思ったりするものです。もしそういう自分がいても、責めないでください。それは当たり前のことなのです。

我慢したり気持ちを抑え込んだりせずに、治療が辛い時は泣いたり、周りが羨ましい時は羨ましいと言えば良いと思います。(面と向かって言えなければお家で^^)そういう気持ちを受け止めるだけでも、楽になっていくと思います。

そして、辛い時はパートナーにその辛い気持ちを伝えましょう。辛さも分かち合うことで治療に対するベクトルも同じ方向を向いて一緒に頑張れます。(私は転院するまでは、辛い気持ちはひた隠していましたが、転院してからはなんでも主人に話しました。主人も一緒に勉強してくれたり励みになりました。)

 







ABOUTこの記事をかいた人

ayaari

1歳の娘を育児中の40歳になるママです。 妊活期間、延べ3年。タイミング→人工授精→体外受精(顕微授精)までフルコース体験しました。 その体験を、妊活中の方やこれから妊活する方の役に立てばと思っています。 子供は可愛い!是非、妊活している皆さんにコウノトリが赤ちゃんを運んできてくれますように~。