大したことないよね…。放置すると実はとんでもなく怖い巻き爪とは?

足のアップ

多くの女性が実は巻き爪に悩んでいる?

「巻き爪」という言葉、聞いたことはあると思います。以前は女性特有のものと考えられていた巻き爪ですが、最近は男女問わず悩んでいると言われ、その数は10人に1人ともいわれています。また、年齢も小学生からお年寄りまでと様々な人が悩んでいます。更に足の親指だけではなく他の指の爪や手の爪も巻き爪になるのです。

大したことないと思っている人も多い巻き爪ですが、症状が進行すると痛みを伴い、歩くことも辛くなったり、歩き方のバランスを崩して腰痛や膝痛などに繋がることも。

あなたの爪は大丈夫ですか?

巻き爪ってどういう状態を言うの?

巻き爪とは、爪の両端の先端部分が内側に弯曲した状態で、まわりの肉が爪に刺さり炎症が起こったり、痛みが生じたりします。主に、負担のかかりやすい足の親指にできることが多いですが、他の指の爪も巻き爪になることがあります。

巻き爪には、医学的に3つの種類に大きく分けられます。

陥入爪(かんにゅうそう)

陥入爪

最も多い症状が陥入爪です。

陥入爪は、爪の角や側面が皮膚に食い込んで痛みが生じます。食い込んだところは赤くなり、痛みや腫れなどの炎症が出てきます。炎症が酷くなると、皮膚が赤く腫れ、盛り上がったような肉芽組織ができることもあります。痛くて歩くのが辛い場合もあります。10~20代に多く見られますが、子供からお年寄りまで年代は関係なく幅広い年代で見られます。

弯曲爪(わんきょくそう)

湾曲爪

弯曲爪は、爪の両側にできた陥入爪が酷くなったものです。爪が皮膚を挟み込むように巻き込むような形になります。前から見ると、逆U字型・馬蹄型やアルファベットのCのような形に見えたり、酷くなるとひらがなの「の」の字や円形にもなります。弯曲が酷くなると痛みが出てきますが、見た目の問題だけで痛みや腫れなどは感じない方もいます。

加齢とともに爪は厚く、硬くなります。爪は放っておくと自然と内側に弯曲する性質のため、歩くことが少なくなるご高齢の方などは、歩行による下からの圧力が少なくなって爪が弯曲しやすくなります。

爪甲鈎弯症(そうこうこうわんしょう)

爪甲鉤弯症

爪甲鈎弯症の特徴は、4つあります。

  • 爪が異常に厚くなる
  • 爪が変形する(オウムのくちばし、羊の角のような形)
  • 爪が変色する(白濁、濁った黄色や茶色、黒色など)
  • 爪の表面がぼこぼこになる

このような症状がでてきます。年配の方(70歳以上の方)に多く発症します。まれに、甲状腺機能低下症などの内分泌障害なども原因となります。また、爪甲鈎弯症は有効的な治療法が今はまだなく完治することはないため、ヤスリなどで一時的に爪の形を整えることしかありません。

巻き爪で困ることは?痛みは?

ハイヒールの女性

とにかく巻き爪になっている部分が痛いのです。

巻き爪になると、爪の先端や側面が皮膚に食い込むため痛みが生じます。進行してくとさらに食い込み、痛みも次第に強くなってきます。

巻き爪の痛みを和らげようと、爪を深く切ることで、一時的には痛みから解放されますが、爪が伸びるとまた痛みは出てきますし、深爪をしたことにより、さらに爪の巻き込みが強くなり、痛みも増してしまうのです。

更に、細菌が侵入することにより赤く腫れ、化膿して、肉芽組織ができる場合もあります。そうなると、直接靴下などを履くことはできないので、絆創膏や包帯などで汚れないようにしたり、消毒をしたりと手間をかけないとなりません。

巻き爪によって不自然な歩き方になるのが大問題

そして一番の困難は、巻き爪の痛みにより足を床につけることが出来ず、その足をかばおうといつもと違った歩き方をしてしまうことです。今までの自然な歩き方ができなくなり、足首や膝、腰などに負担がかかってしまい、足首を捻挫したり、膝痛や腰痛になってしまうこともあるのです。

巻き爪ひとつで身体のバランスが崩れてしまい、身体が歪んでしまうこともあるのです。

実は私、巻き爪経験者です

もう15年以上前のことです。が、私も巻き爪になった経験があります。

当時学生だった私は、アルバイト先で支給された靴を履いていました。それまで履いたことのない先が細くなっているパンプスでした。

1年くらい経った頃から両足の親指の爪の両先端が皮膚に当たって痛くなりだしました。そこで私は当たらないように爪切りで切っては、痛みを和らげていました。

しかしこの方法は、一時的な痛みは取れても、

  1. 爪が伸びてくると痛くなる
  2. さらに深く爪を切る
  3. 一時的に痛みが緩和する
  4. 爪が伸びて痛くなる

の繰り返しで、どんどん爪が皮膚に食い込んでいきました。そして、炎症を起こして肉芽組織が出来てしまったのです。陥入爪という部類です。

しかし当時は、今のようにインターネットがこんなに普及しているわけでもなく、ましてや携帯電話やスマホで検索をするようなことは考えられない時代だったので、この爪の状態が「巻き爪」であるということも、どうすれば治せるのかということも分からず、とにかく恥ずかしいと思って隠していました。

しかし、痛む両足の親指をかばって歩くと小指側に体重がかかり、なんだか歩くこと自体疲れてしまったり、痛くて走ることやヒール靴など履くこともできない。更には、爪を見せたくない、化膿しているので、温泉やプール、海なども行けなくなってしまい、どうしようもなくなって病院を受診しました。発症してから2年ほど経ってのことです。

その当時は、何科が良いのかも分からず、知り合いの先生がいる形成外科を受診しました。そして、爪の両端を取り除く手術をしました。手術後、足を膝から下に降ろすことが不可だったため、足を伸ばしたまま3日間ベッドの上でした。入院生活は1週間ほどでした。

巻き爪の治療後

これは、今現在の私の足の親指の爪です(恥)

今は、巻き爪の問題は全くありませんが、両端を切り取る手術をしたため、親指の爪は幅が狭くなってしまいました。夏はサンダルを履いてフットネイルなどを楽しみたいですが、親指の爪が格好悪くなかなか楽しめません。

実は、皮膚科ネイルサロンでも巻き爪治療をしてます。治療方法も手術だけではなく、巻き爪を矯正して、元の爪に戻すこともできますし、セルフケアできる器具も売っています。

今思えば、もっと色々治療方法を調べれば良かったな、形成外科だけではなく、治療してくれるところを探せば良かったなと思っています。

そして、もっと早く治療をすれば良かったなと後悔しています。もし、今巻き爪で悩んでいる人は、大した病気ではないしと軽く考えず、一度専門のところで診てもらいましょう。

まとめ

病院の模型

巻き爪は大したものではないと思っている人が多いようですが、やはりそのままにしておいて治るものではありません。悪化していくものです。そして、歩行困難になってしまう場合もある恐ろしいものなのです。

まず、痛みが少しでもあるのなら早急に病院を受診しましょう。

 

 

 

 

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阿部 英雄
鍼灸マッサージ師の国家資格とスポーツトレーナー資格を有する私が、医学博士・薬学博士にも支持されるスポーツ整体の治療院を行なっております。体の悩み解決やセルフケアなど役立つ情報を発信していきますので、よろしくお願いいたします。  
ホームページはこちら⇒『英気整体院』

掲載記事は個人的な考え見解です。また事例や体験談も個人の感想によるものでいずれも万人への効果、変化を保証するものでないことご理解ください。

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