妊娠や出産する上で重要な生殖機能は、年齢を重ねると共に低下していきます。
特に女性の場合に言われている 生殖能力がなくなってしまうその時のことを「閉経」と呼びます。いったいこの閉経は、具体的にどのようなものなのか、ご紹介していこうと思います。

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閉経って何?どういう状態のことを言うの?
そもそもこの閉経というのは、普段に定期的にきている生理等の月経。これが、ある程度の年齢になるに従って、周期バランスを崩し、最終的にはこの生理である月経が止まってしまう状態のことをいいます。
特に更年期になることで、月経周期間隔が長くなることで、1年以上生理が来ないような状態の場合に正式に閉経と判断され、こう呼ばれるようになります。
月経がなくなった状態である閉経は、卵巣中に卵胞がほとんどなくなることでおこります。ます。 女性は生まれた時の段階で原始卵胞を200万個ほどもっていますが、そこから増えることはなく減少を続けていくという特徴があります。

閉経と間違われやすい病気とは
- 早期閉経
- 若年性更年期障害
閉経と間違われやすい病気として、平均的な更年期の年齢よりも比較的若い年齢である20~30代で発症してしまう若年性更年期障害が現れる人や、外科的な手術によって早期閉経を引き起こしてしまう場合もあるのです。
女性が閉経を迎える年齢は?

<日本人女性の平均閉経年齢>
閉経の年齢:50~51歳。
45-49歳:18.2%
50-54歳:70.3%
55-60歳: 8.3%
女性の大半が、50~54歳の間で閉経が最も多いとされており、又続いて、45-49歳のに2割程の方が、早くに閉経を迎えると言われています。
しかし、この同時期に病気を発症しやすいのが、更年期障害であり、閉経と非常に同時期に発症するため、見極めが難しく勘違いされて方も多いと言われているのです。正に、この更年期障害が現れるのは、閉経の前後5年であり、合計10年の間で発症することが多く、
更年期障害の平均年齢:45.6~55.6歳
と言われており、 非常に閉経と重なるため、見極めが難しい症状として知られているのです。
日本人の平均閉経年齢は、約50~51歳ですが、これには、だいぶ個人差も大きく、早い人で40代前半、遅い人で50代後半から閉経を迎える方も存在するため、それを自分でコントロールすることは非常に難しいものなのです。

参考:http://kounenki.hajime888.com/k009.html
閉経する兆候はどんなものがあげられるか?
閉経する年齢は、日本人女性の場合では、50歳前後ということが一般的です。
しかしこれには、人によって個人差があるため、実際自分の閉経がいつ発症するかを判断することは難しいのが現状です。閉経には、閉経が起こる前後でその微々たる兆候が存在します。その「兆候」というのは、どんなものなのでしょうか? それでは、この閉経前に起こる兆候をいくつかご紹介しておきましょう。
閉経示す兆候を示す2つのポイントとは
- 出血量の低下
- 月経間隔が長くなるケース
閉経を迎えることによって、生理の間隔がだんだんあいてくるのが、その兆候として知られています。又兆候として見られるもっとも多い症状が出血量の低下です。閉経が近づくことで出血量が少なくなるため、違和感を感じるようになります。ここが気付くポイントの一つになります。
この2つが主に見られるケースとして知られていますが、誰しもが同じようなケースになるわけではなく、あなたのホルモンバランスの乱れによって、出血量が増える方もいらっしゃいますので、必ずしも一致するわけではないことを覚えておきましょう。
又兆候がわからなくても、年齢に応じて検査をすることによって、あなたが閉経を迎えているのかどうかを判断することができる検査も存在します。
閉経判断方法とは
- 基礎体温の動きを知る
- FSH血液検査
- AMH血液検査
1.基礎体温の動きを知る
あなた自身の基礎体温の変化の仕方を理解する方法です。
排卵期に体温の上昇が見られなくなる。
通常の場合の生理時期では、低体温期に入り体温が下がります。生理が終わり、排卵期に入ると、徐々に体温の上昇を確認することで、高温期に入るのが一般的な生理の特徴です。しかし、閉経を迎える年齢になると、この高温期がなくなります。体温の上昇が見られにくくなるため、これが閉経期を知る方法の一つでもあります。
起床時に毎日体温を測定し、自分の生理周期や体温の履歴を作ってみましょう。又出血量等も同時に記録しておくとよいでしょう。グラフ化することで、体の基礎体温や状態を理解しやすくなりますので、そうした工夫をしてみるのもよいでしょう。
2.FSH血液検査
閉経を見極めるための検査の一つとして「FSH血液検査」という検査があります。
FSH血液検査という、FSHは、Follicle Stimulating Hormoneの略で、卵胞刺激ホルモンのことを言います。これは、男女ともに分泌される生殖機能に関与するホルモンになりますので、血中の卵胞刺激ホルモン濃度を測定することによって閉経を判断する検査方法の一つになります。
この検査は、不妊治療やその他の婦人系疾患を特定するためにも使用される検査で生理不順等でお悩みの方は一度検査をしてみるとよいでしょう。
3.AMH血液検査
そしてもう一つの検査方法に一つに「AMH血液検査」というものがあります。このAMHというのは、Anti-Mullerian Hormoneの略で、発育中の卵胞から分泌されるホルモンのことを言い、血液検査でAMH値が低下することで閉経かどうかを判断できるものです。
<AMH血液検査のメリット>
- いつでも検査ができる点
- 早期段階で閉経時期を特定できる点
血中のAMH値を測定することである程度の閉経時期を推測することができます。このホルモンを測定することで卵巣内にどれくらいの卵子が残っているかを測定することが予測でき、これによって閉経時期を推測していきます。
閉経する前に心がけておきたい事とは

45歳前後になると、エストロゲンの分泌量は急激に減少していくため、これによってホルモンバランスが乱れ、生理不順を引き起こし、生理の周期に安定性がなくなり、短くなったり長くなったりという不安定な状態を引き起こします。こうしたホルモンバランスの乱れによって、自律神経も同時に乱れてしまうため、
- ホットフラッシュ
- 不眠
- 肩こり
- 冷え
- 頭痛
- 発汗
等の症状が引き起こり、様々な精神的疾患の症状に悩まされることがあります。
特に、閉経の前後5年間は、更年期とも呼ばれ、閉経を迎える前の予兆として更年期症状や更年期障害と言われる症状が発症するため、閉経を迎える50歳付近において生理不順やめまい、肩こり等の症状が出た場合には、閉経が近づいてきているという認識をもつことがとても大切になるのです。

閉経時に心がけておくべきオススメのポイントとは
- 規則正しい食生活
- ローヤルゼリー
- 定期的な運動

特に更年期の症状を軽くするためには、女性ホルモンの成分に近い成分であるデセン酸と呼ばれる成分を含むローヤルゼリーがとても効果的と言われています。
この時期の更年期症状を軽くするためにも、こうした食材がオススメです。更年期症状には個人差も大きく、人によっては予兆がなく、突然生理が終わる方や不正出血がある方、子宮筋腫や子宮がんなどの病気の可能性もありますので、自分自身の身体をしっかり理解しておくことがとても大切になるのです。
まとめ

閉経とは、病気ではありません。
しかし、女性にとっては、身体に大きな変化をもたらす症状の一つであり、めまいや吐き気、頭痛、気分の落ち込み等その症状は、人によって様々です。身体が辛いときは無理せず、産婦人科や医者を受診し、適切な対処を促してもらいましょう。
又自分の日々の身体のケアもとても大切になりますので、更年期や閉経における様々な症状をしっかりと理解し、正しい対処を身に着けていくことが大切です。

参考にしたサイトのURL
私が参考にしたURLになります。ぜひ皆様も様々なサイトから知識を身に付け、正しい対処の仕方を身に付けてみて下さいね。
http://kounenki.hajime888.com/k009.html
https://www.ishamachi.com/?p=32006
http://news.mynavi.jp/articles/2017/03/22/menopause/

tamiyan

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